第32回 実際のバースプラン

私たちは、今この瞬間も産みつないでいる。

女性の子産み子育ては待ったなしだ。

女性からの心の悩み、カウンセリング相談は随時お引き受けしている。

分娩にも付き添うドゥーラケアについては、あまりにもエネルギーを消耗するので、月にお一人くらいのペースで引き受けている。

無理をして自己免疫を落とし大病を患ったら、私一人の問題で済まないし

応援してくれている家族にも、未来に私を必要としてくれているまだ見ぬ女性(女神)たちにも申し訳ない。

自分の体はこの全宇宙にたった一つ、大事にしなくてはならない。

でも、いったんお引き受けすると、こちらが燃え尽きるほど全身全霊でしっかり伴走させて頂く。

SDN(スコティッシュ ドゥーラ アソシエーション)から配布されるフォーマットを使って、妊婦さんにはこの写真のようにご希望を書き出したり、簡単にまとめていただく。

英文作りの苦手な方にはお手伝いをして、一緒にバースプランを作成しておく。

ブリティッシュの方や、スコティッシュの方々のバースプランは、めちゃくちゃ細かくて、私に対するリクエストの数もかなり多かった。

ドゥーラである私を教育しておけば、分娩当日に、私から担当の助産師さんに細かく産婦さんの好みをお伝えできるので、自分の趣味嗜好を知ってくれている分身をつくるという意味では、私に向けて細かく書いたり、伝えてくれるのは有効だと思う。

例えば、バースプランの中に、

‐分娩中の私(イギリス人産婦さん)に話しかける時には声のトーンをできるだけ低く、優しく語りかけて欲しい。

とか、

‐私(イギリス人産婦さん)が耳障りにならないように、歩き方には気をつけて、音を立てずにドアノブも回して欲しい。

とか延々リストアップされているのだ。

このブログを読んだ方は信じられな〜い!と思われた方もいるのではないか?

でも、自分で産む!と決めているママたちは、覚悟がすごい。自分のカラダへの感じ方に対するこだわりもある。

彼女たちにとっては母国語なので、リクエストも自然と細かくなる。

なので、リクエストされるほうもその願いをかなえてあげたいとドゥーラ魂が出る。

一方、日本人のお母さん方は英語に関しては文法などはバッチリなので、英文は上手。

中国などアジアの他の国々の方は助けが必要という方も結構いた。

でも、英文が間違っていようが、なんであろうが、早い時期からこうやって自分なりのお産哲学というか、覚悟というか、自己責任みたいな肚を決めてしまうと、他力本願ではないお産体験に一歩近づいていく。

産前は平均して3回、妊婦さんとリアルで会う。その都度、毎回3−4時間はかけて、関係づくりをしていく。

分娩には立ち会わないが、産前産後ドゥーラだけというケースもある。

産後うつのカウンセリングだけのこともある。

ドゥーラ業は臨機応変マインドで、女性たちのために日々スタンバイしているのだ。

他の女性たちの体験のために、尽くす。

お産に立ち合わせて頂くと、もう幸せで、幸せでたまらない気持ちになる。

時には水中分娩の立ち合いで、産婦さんがいきんだ拍子にプカ〜っと水面に浮かんでくるウ◯チもご本人の気づかないうちにささっと手ですくいとって捨てる。

お産では、女性が女神に思えているので、まったく躊躇なくそういうことができるようになっていった。。。

私たちは、本来女神なのである。

「お産でもし産む女性が女神に見えなかったら、それは本人のせいではなく、周囲の環境のせいだ」

そう言ったのは、テネシー州で「The Farm」を始めた助産師アイナ・メイ・ガスキン氏だ。

名言だと私は思う。

エジンバラに住んでいた時代のブログの復刻版の続きは次号→

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お読み下さりありがとうございました。

ノマドなドゥーラが運営するノマドゥーラ ウェルネスで

ケアを提供しているLOVEドゥーラAkikoの公式サイト

↓ 

https://nomadoula.com/pcbo/

ちなみに↓今住んでいるフランスから普段の食卓ついてYouTube VLOG動画撮りました。チャンネル名は「オーガズミック ランドスケープ」です。このサムネイルも動画編集もこなしてくれているのは、この時の娘っ子です。今度のお誕生日で17歳!❤️宜しければチャンネル登録してご視聴くださると嬉しいです♪

第31回 仲間の流産とそのケア

妊娠5カ月の悲しいできごと 

ドゥーラ仲間のひとりにミシェルがいる。


芯が強くて、あったかい。

ユーモアのセンス抜群で、

最高の歌声で、

どんな時にも前向きな彼女。

出会ってからの3年間、どれほど助けられてきたことか。 

そんな彼女が先週、

とても、とても悲しいことに。。。

お腹の子を亡くした。

妊娠5カ月だった。

ドゥーラという職業柄、流産の体験談を伺う機会は日々あるのだけれど、ミシェルとは時にはチーム編成で仕事をし、一緒に泊まりがけで学会などにも出かけるなど、本当に仲良くしていたぶん、私のショックもほんとうに大きかった。 

流産した翌晩の、お産立ち会い 

桃色のオーラ

ミシェルは、だが、さすがドゥーラである。

流産して3日目の彼女は、まっすぐに私を見て言った。

「いのち(生命)に自然淘汰はあるはず。理由のつかない流産は、大切なことを教えてくれることも多いから、私は隠したくない。辛い体験だからこそ、ひとりで抱え込まないで、‘流産’をもっと広く語る場づくりも必要ね」 

流産した翌晩にミシェルは、ホームバースに立ち会ったという。

「どうしてこんな時に」と自分を情けなく思ったのは産婦さんのお宅に到着するまでで、いったんケアに入ってからは無我夢中。

そして、

「あぁドゥーラでよかった。癒された。。。」

と明け方家路についたという。 

ミシェルらしい、と私は思った。

お産がもたらす、深い自己充足感

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スコットランド北部の大学でのミシェル・オダン博士講演会。私達SBTAもネパール人女性支援募金で自宅出産光景を描いたカードを販売

ブロンドにブルーアイズのミシェルは、もしドゥーラという職業に出会わなければ、私と同じエジンバラ大の大学院で学んだ教育学の知識を活かし、そのまま養護学校の先生をフルタイムで続けていただろうという。

でも今は、ドゥーラという仕事が好きで好きでたまらないミシェル。

納得感のあるお産、言い換えると、お母さんと赤ちゃんのあるがままが尊重されているようなお産では、本人はもちろんのこと、その場に居合わせるすべての人たちに深いレベルでの自己充足感がある。 

それを多くの人が‘スピリチュアル’と表現してみたり、‘究極の癒し’と呼びたくなるのもうなずける。

ミシェルも‘そこ’にいってきたという。 

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シェフィールドにあるステンドグラスの美しい教会で3月に行われた、ホームバース・カンファレンス
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私もメンバーになっているAIMS。産科医療をめぐる消費者センターのようなもので、AIMSジャーナルは内容盛りだくさんですばらしい

私は宇宙の一部である 

命を産み出すことは、

‘私’を俯瞰して、銀河系の一部であることを思い出す体験。

その場に居合わせる人間も、

広大無辺な宇宙の摂理について思い起こすきっかけをもらえる。

悲しみのどん底にあったはずのミシェルは、いのち(生命)の輝きに打たれて、

すべてを礼賛したい気持ちに満たされたという。 

「一度この世界の近くまで来たから、次も迷わず戻ってきてくれると思う、この中に。その時はあらためてアキコにドゥーラをお願いするからね」

あたたかい初夏の日差しのなか、ミシェルはお腹をそっと包むように撫でて微笑んだ。 

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UKでホメオパシーについて学ぶ機会に恵まれ、ホームバース・カンファレンスの会場でもホメオパスのドゥーラ仲間のお手伝いを私もさせてもらった!
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ドゥーラセラピーの一部に、一昨年取得したクリスタル・ヒプノセラピーのセッションをとりいれるようにしたら、意外にも評判は上々

次号に続く→

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お読み下さりありがとうございました。

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ちなみに↓今住んでいるフランスから知られていないドゥーラの生態について語った

動画撮りました。チャンネル名は「オーガズミック ランドスケープ」です。このサムネイルも動画編集もこなしてくれているのは、この時の娘っ子です。今度のお誕生日で17歳!❤️宜しければチャンネル登録してご視聴くださると嬉しいです♪

第30回 私の仕事環境

不安定になりがちな、産後ライフも応援

手づくりの木のおもちゃや棚、お人形

なにを隠そう。3月現在、我が家にはご覧の通り、いまだクリスマスツリーが飾られている。

だって。。。

生木の香りがあまりにいいアロマ効果でね〜。

もったいなくて、愛おしくて、処分できない。。。

処分先にも困っていた ら3ヶ月経ってしまったよ。。。

すると!!!

釜焼きピッツァ

幸運にも娘の通うシュタイナースクールで使ってもらえることになった。

毎週行われる釜焼きピッツァ用の薪にするとのこと〜❤️

本当によかったよ〜涙!

別の用途に生きて命を循環させてくれる!

ところで、

ここエジンバラでは、子育て情報誌や冊子などの情報媒体に、ごく気軽にドゥーラについての紹介が毎週のように掲載されている。

全国に散らばるドゥーラたちをとりまとめる組織もすでにいくつか存在し、UKにおけるドゥーラの立場とその役割はゆっくりとでも確立してきたように見受けられる。

病院出産もサポートするが、ドゥーラの仕事内容として一番多いのは、ホームバース(自宅出産)希望の方へのエモーショナル・サポートだ。 

妊娠中から、我が家に来て頂いてセッションを受けていただいたり、出張訪問を重ね、実際のお産では、家族同然にミッドワイフ(助産師)をもてなし、お産のお供をするのだ。

基本的に、たとえ何十時間になろうとも、赤ちゃんが生まれて、胎盤が出て、初乳を飲んだことを確認して、無事に母子が清潔で乾いた床に落ち着くまでを見守る。 

それって実はとんでもなく大変なこと!!!

全身全霊で付き添っているので本当にヘトヘトになってしまう。

気力が全て女性とその赤ちゃんに注がれるので、自分のことは全く無感覚になってしまうのだ。

特に分娩に寄り添った翌日からどーっと疲労感が出て、丸一日使い物にならなくなるほどだ。

それでも、そんなことは言ってられない。

産後は、ホルモンの変化と育児で精神的に不安定になりがちな産後ライフを応援するからだ。

妊娠から出産、産後まで女性の傍に寄り添うドゥーラだが、正直、悩みもある。

夫、夫の会社、周囲の友人、知人に助けられて

ほとんどのドゥーラが子持ちで、

しか〜も!!!

お産が好きで好きで仕方がない人たちなので3人も4人も子どもがいたりする!

当然、時間的拘束の大きいドゥーラの実態を知り、根をあげる人も多い。 

せっかく一念発起してドゥーラになったけれど、家族のサポートを得られないまま足踏み状態の人もいる。 

私は個人的に恵まれているほうだ。仕事と家庭が完全に同じエリアにあるので、無理をすることは多々あっても、極端な無理にはならずに済んでいる。

夫の会社は、妻の仕事に理解があり、子連れ出勤や早退も状況によって許される。

おかげで私は24hのスタンバイ状態を保っていられるのだ。

周囲の友人、隣人にも大変お世話になっている。 

この絶妙なバランスのサポート体勢のおかげで、今のところ、娘を見ず知らずのシッター業者に駆け込みであずけることなく、自分の住まうコミュニティーを舞台に、大好きな妊婦さんたちのそばに安心して寄り添っていられる。

しみじみ。。。

感謝。。。

なんと幸せなドゥーラなのだろう。 

今日もこれから出張訪問✨

娘が園で遊んでいる時間をフルに使って予定日を5月に控えた妊婦さんのお宅までひとっ走りしてこよう! 

次号に続く→

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こちらは2006年から10年ほど書いていたブログの復刻版です。お読み下さりありがとうございました。

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https://nomadoula.com/pcbo/

ちなみに↓今住んでいるフランスから会陰のマッサージについてYouTube動画撮りました(エグいサムネイルですみません)。チャンネル名は「オーガズミック ランドスケープ」です。このサムネイルも動画編集もこなしてくれているのは、この時の娘っ子です。今度のお誕生日で17歳!❤️宜しければチャンネル登録してご視聴くださると嬉しいです♪