女性性の原風景

この写真、双眼鏡で撮りました。パリの煙突がいい感じに映り込んでる♪

私だけかしら?
5月に入り日照時間が長くなり、カラダが心地よく疼き始めていませんか?

初めまして!の方もたくさんいらっしゃるかもしれませんので久しぶりに自己紹介です。

個人セッションやワークショップを通じて女性にあらかじめ備わる女性性を大切に、妊活、妊娠、出産、産後、そして更年期の全ステージでハートで寄り添うLOVEドゥーラのAkikoです。

昨年からは膣ケアもお伝えしており、本当の意味で、妊活〜更年期までを
マインドフルに寄り添えるように私自身も成長してきています。

瞑想を大切にしながらも、様々なアプローチでケアしますが、特に英国在住中にイギリス人の先生から実践的なクリスタルの使い方を学び、メロディー式クリスタルのコースを受けました。

ですので、クリストロジーの知識をいかして産前セッションや実際のお産の立ち合い、産後のコーチングにも密かに(大胆に!)クリスタルパワーを使っているドゥーラです♪

これまではノマドゥーラ と名乗っていたのですが、どうしてもLOVEを入れたくて、Nomad(遊牧民)から、Love(愛)に呼び名をシフトさせました。

なぜなら。。。

絶えずオアシスを求め移動している「ノマド」的な在り方から(カラダは
これからも移動し続けながらも)、

ハートは「自分を愛する」という究極のランドスケープに自分をピン留めし、

「喜」と「快」の状態に定住し続ける今の自分の在り方をそのまま表したい
と感じたからです。

みなさまは、『オーガズミックランドスケープ』って、目にしたら、どんなイメージが湧きますか?

↑自分にとって分かりやすくイメージをコラージュしてみたら、上記の一枚が出来上がりましたので写真つけます。

何というか、
うまく言葉にできないけれど。。。
女性性の原風景みたいな要素をそれぞれの写真からもしも感じて頂けたら幸いです。

オーガズミックは「快」の境地。

そして、ランドスケープ(英語: landscape)は、日本語で言うところの「風景」だったり、景観を構成する諸要素」だったりするそうです。

ある土地における社会的シンボルや空間とか、また、そのシンボル群や空間が作る場所や地域環境ともWikiには載っていました。

私の中では、建築家がランドスケープを考える時に、細部ももちろん大事だけれど、いろいろガチガチに頭を使うより最終的には全体のバランスを俯瞰して視るのと似た感覚なんですね。

きっとオーガズミック ランドスケープでなら、この小さな頭の中からポーンと飛び出してもっと広い体験ができる!

そんなワクワク感が絶えず潤っている
「地平」。。。

このコラージュに使った写真を説明すると、まずは左上の磐座(いわくら)。女性性の岩戸開きって、私の中ではこんな感じに岩の割れ目からすぅ〜と差し込む光が筋となって大地に染み込んでいく感じ。

すべての女性はきっと誰しも光を通す水の筒になっていける…というイメージ。

左下の写真みたく母なる巨木。これは、垂(しで)で身を清めた大樹の中に流れる見えない水に想いを込めて。。。

ぽくんぽくんと鼓動のように神木たちの中に流れる液体が地球の水として、永続的に廻り続けるイメージが、快い。

これって、別の言葉で表現すると慈悲の心かな。。。と感じる。

慈悲の心は、快(こころよ)い。

施(ほどこ)し、
癒し、
分かち合い、

そうやって自分のカタチを七変化させながら生かされていく愛の循環。

愛の旅。

その気の遠くなるような果てしない旅路で、命がそれぞれに影響しあって循環しながら、下の真ん中の写真みたく、自分という岩(磐座)さえも小さくまあるくなって、すべすべに磨かれていく…

そのプロセスですべてを
許して、
赦(ゆる)して、
聴(ゆる)して、

。。。そうやって、
語られたすべての言葉のその一切が語り尽くされた静寂の中でも飄飄(ひょうひょう)と水面に浮かぶ木の葉のように、

軽やかに波間に浮かび上がる、

何か。

それは何だろう?

命が過去も現在も未来もなく、ゆるゆると漂泊していく…

その先に在る、何か。

それを一緒に探していくのが、私にとっての生き甲斐とか、人生そのものなんだと思うのです。

こちらのブログ←も併せてお読みください。
実際のケアになります。

私が女性たちに日々捧げているセラピー(右下の写真)は、膣の感覚を呼び戻し、子宮の声を聴くことだけれど、きっと根源的には、その『何か母性の原風景みたいな地平』にご自身で至っていただくセレモニー。

ご自分の感覚と向き合う時間を提供させていただいているんだなぁと感じています。

いつも拙いブログをお読み下さり有り難うございます。

LOVEドゥーラAkiko
木村章鼓

産クチュアリーの守り人

仕事に行く前に娘が撮ってくれた割ぽう着姿の私です。どこで買えるの?と 麻好きヨーロピアンによく聞かれる100%麻製。KAPPOというお店です~。 http://web.ogiwara.co.jp/shop/e/ekappo/
仕事に行く前に娘が撮ってくれた割ぽう着姿の私です。どこで買えるの?と
麻好きヨーロピアンによく聞かれる100%麻製。KAPPOというお店です~。
http://web.ogiwara.co.jp/shop/e/ekappo/

クリスタル、チベッタンベル、美しい絵の描かれたハガキ。。。私にはお守りとして持ち歩き大切にしているものがたくさんあります。人から見たら、不思議がられるかもしれませんが、自分には仕事をする上で大事なものばかりです。

バースドゥーラの仕事内容は多岐にわたりますが、もしひとことで語るなら、妊婦さん本人が産む力を最大限に引き上げられるように見守り、同時に目に見えないレベルでも継続的なお手伝いをすることです。

ドゥーラになりたてのころは、さまざまなトレーニングで学んだ声がけや効果的だと思われるエンパワメントを中心として、瞑想法やエクササイズなど、よりテクニカルな面を出しつつ、ピアな関係で、対等に女性と向き合っていました。ところが次第に、産みゆく女性を心の底から崇めている自分に気づかされていきました。

実際、お産の周辺にあって、女性は本当に女神としか思えない圧倒的な神々しさを放つものなのです。アメリカのテネシー州で自然出産を見守ってきた伝説のアイナ・メイ・ガスキン女史(彼女の半生を描いたドキュメンタリー映画です。私も日本語訳を付けるお手伝いをしました。http://watch.birthstorymovie.com/)は、現代のお産について語る時、以下のように言います。

If a woman doesn’t look like a Goddess during birth then someone isn’t treating her right. (Ina May Gaskin )「分娩中に女性が女神のように見えなかったら、それは彼女に対する待遇に何か問題がある」

いろいろと考えさせられる言葉だと思いませんか?

お産は、とくに初めて体験する方にとっては想像を超える持久戦なものです。ことに施設分娩では、医療従事者の方々が入れ代わり立ち代わり様子を確認するために入室しますので、場の空気が総入れ替えされ、リフレッシュしていい効果が生まれる時もあれば、逆に集中力が途切れることもあるかもしれません。

そんな時に、同じ人物が継続的にその場の空気感を保っていたとしたら、部屋のムードはずっと安定したものになります。哺乳類が太古の昔から適度に暖かく、適度に湿度があり、ほの暗く静かな出産環境を好んできたことは知られています。それは、風雨を避けられ敵の侵入してこないような安全な環境です。例えば洞窟の中とか、大きな樹木の根元とか。。。野生動物が好んで出産してきた環境を知ることで現代人も学びます。

人間の女性も、安定感、安心感を無意識に求めるものです。医学的にも、赤ちゃんを産む時に母体に緊張感があっては緊張ホルモンで知られるアドレナリンが放出されてしまい、なかなか子宮収縮を起こすオキシトシンを分泌できないことが分かっています。

安心できる環境が必要な妊産婦さんにとって、自分を女神のように愛おしさと敬意をこめて見守り、そばに付き添うバースドゥーラのような存在があることは、心の安定感を築き、その方の可能性を最大限に高める可能性があることを私は経験から実感するようになりました。それは最新のドゥーラ研究の報告をみても明らかです。産後うつの罹患率も減ることがドゥーラ効果の一端として注目されています。

また、仮にお産の進行が期待通りではなく、周囲の医療従事者、パートナー、妊婦さん本人でさえも希望を失いそうな時にあっても、最善を信じて祈り続ける人がお産の場にいることはとても大事なことだと感じます。

どのような状況下にあっても、たとえ瞬間的にパニック状態に陥ってしまったとしても、よりスムーズに最低限のストレスで乗り切るために産婦さんが赤ちゃんのためにできる最高のことは、深呼吸する余裕を持ち、気持ちを落ち着かせることだからです。

それを現場にあってサポートするのがバースドゥーラの役割だとしたら、バースドゥーラ自身はかなりタフでないと心身共にもちません。精神力や体力を高めるなどその人らしい自己鍛錬を続けている人がバースドゥーラには多いというのもうなずけます。事実、ロンドンの仲間の一人、日本人バースドゥーラの三浦順子さんは、毎日をヨーガと瞑想と食養に捧げ、健康で素敵な生き方をしている方です。

私には日々の鍛錬を継続するような強さはないけれど、それでも絶えず穏やかな気持ちでお産というサンクチュアリー(聖域)を守るために、日ごろからたくさんの引き出しをもつ努力はしています。

例えば、何か月先の予定日の方であっても受け持ちの妊婦さんの安産のお祈りは毎日決して欠かしません。なぜなら、それが効果的であると分かっているからです。どの宗教にも私は属しませんが、○○さんのお産が○○さんと赤ちゃんにとって最善で最高のお産となりますように。。。と祈願することは、目の前の木を眺めながらでも、星空を見上げながらでもできます。そして、私から彼女への想いは宇宙エネルギーとなって、彼女のお腹の赤ちゃんに届くことを過去の経験から私は知ったのです。

また、魔法の引き出しのひとつとして、海岸で拾った丸い石や、小さな木の実であっても、自分にとってのパワーストーンだと感じたら大切に扱い、妊婦さんとの間に育まれたあたたかい気持ちを注いで全体を包む込む思いで祈って棚の上に飾ったり、バックの中にしのばせておきます。必要な時にそれらをそっと握りしめると、その感触や音、エネルギーは私に瞬間的に壮大な宇宙の営みを思い起こさせ、自分の中に新しい力が注がれたようにリフレッシュできるのです。そのような私の状態が産婦さんや周囲の方々にも伝わり、良い方向にお産が進む助けになるように感じます。もちろん、産婦さんが望めば、陣痛の合間に実際に石を握ったり、チベッタンベルの音色を聞いてもらうこともよくあります。産前からそういったツールを駆使した個人セッションを行っていますので、聞き慣れた音や感触を確かめることで産婦さんは気持ちを落ち着けやすいものです。

香りや光もとても大事な要素です。先日のお産では、産婦さんが病室に持ち込んだレインボーライト(エッセンシャルオイルと水を入れると加湿器にもなる七色に移り変わる照明器具)を見たイギリス人助産師さんが入室するなり「あ~いい香り、まるで高級スパに来たよう!この部屋は一番居心地のよい空間ね!」と満面の笑顔で産婦さんに話しかけていました。それを聞いた彼女もどこかほっとした表情で、場は一段と和みました。産婦さん自身が選んだラベンダーの香りに包まれ、ほの明るいライトのもとでその後ほどなくして彼女は元気な赤ちゃんを産みました。

香り、光、音、感触、、、どれも目には見えないけれどとても大事な要素です。感触について言えば、私が意識的にお産の日に着るようにしている服は麻製です。麻は、汗などを適度に吸い取ってくれるせいか、長時間のお産の立ち会いでも疲れにくいのです。不思議なことですが、麻は出産にすばらしくふさわしい素材だと肌で感じ、少し調べてみたところ、実は麻は古来よりお産と深い関わりのある繊維なのです。

合原香須美さんの書かれた『近代における出産習俗の変容』には、麻に関する記述で、妊娠5ヶ月くらいで神社へ行き、麻をもらってきて、それを鉢巻のように頭に縛って出産に臨み、生まれた後にはそれを倍の量にして神社に感謝の気持ちを表して納めたというようなことが書かれていました。他にも、手首に麻のひもを巻いてお産にのぞみ、無事に生まれた後はへその緒をそのひもで縛ったことなどを知ると、麻とお産の切っても切れない関係が感じられてなりません。最初に着せる産着に麻の葉の文様を縫い付けることも風習としてあったようですが、麻のようにすくすくと大きくなって下さいという祈りが込められているということです。この麻の葉の文様は、正六角形なのですが、英語では、Hexagon とか、Hexagram(六芒星)と呼ばれます。カメの甲羅、ハチの巣のハニカム構造、土星の気流が描く環など、自然界の法則が目に見えるカタチとなって顕現する貴重な印のようです。

精神性や精神世界についての理解が深いイギリスで学んだ私のようなドゥーラたちが集まると、オフタイムはこういった目に見えないことをめぐる話で盛り上がったり、母乳育児に効くハーブや、おすすめのスピリチュアル音楽や、効果のあったという代替療法やクリスタル選びなどの情報交換会となることも多々あります。アーサー王伝説の残るグラストンベリーにも通っていますが、マザーアース(大地の女神)や女性性を祭る神殿での定期的な集い、ナチュラルバース関連のワークショップや女性性を高めるクラスが各地で連日のようにあり、そこには助産師やドゥーラなども集います。まるで私たちは現代の魔女やシャーマンのようだね、と笑い合うこともありますが、もちろん、イギリスのドゥーラ協会、DOULA UKでは、医師や助産師などの専門家をお呼びして正しいホルモンの仕組みを学んだり、ドゥーラ効果の医学的根拠のおさらいをしたり、世界的な母乳育児推進協会であるラ・レーチェ・リーグのIBCLCよりレクチャーを受けたりと、きちんとした学びも積んでいます。そういう意味で、眼に見えるものと、こころでしか捉えられないものをバランスよく吸収し、経験や足を使って地道に情報を仕入れ、ホリスティックな立場でお産に関わっているドゥーラは、これからの時代にますます求められる存在だと思います。

石ころのお守りをバッグやポケットに入れて、麻の割ぽう着で妊婦さんを支える存在は異色だけれど、でも、自分にしかできない働き方があるといつも感じています。

今回も長文になりましたが、お読みくださり有難うございました。