なぜ「女神マインド」にこだわるか?

⭐️明日12/19の日本時間18時スタートの希望フェスParisに出演します⭐️

もっと単刀直入に伝えたかったのに、
ブログではなかなか書けなかったこと。

それは、

セクシュアリティーについてです。

オーガズミック メディテーションとか、
オーガズミック バースが注目されて
最近でこそオープンになってきたとはいえ、

まだまだタブー視されがちな
女性のカラダに宿る悦び。

時を少し遡れば、私の生まれた1970年代
から青木やよいさん(1975年に毎日新聞
日本研究者賞受賞)などが

女性の立場からみた母性論、
女性の自由、フェミニズム、
エコロジー、家庭問題、女性性などに
ついてたくさんの素晴らしい文章を
残してくださっている。

中でも「私らしさで産む、産まない」
(農文協)は私も20年近く前に
読んで感動しました。

つくづく、

言葉とは、誰がどういう
タイミングで話すか、

そのメッセージの伝え方
次第で、深い共感や、
思わぬ誤解を招くもの
だと思う。

私には臆病なところがあって、
周囲から誤解されてしまうのは
嫌だなぁ〜と長年思っていました。

日本にも住んでいないから、
日本での肌感覚もわからないし、
地球の反対側から何が書けるん
だろう?と思っていました。

無責任なことは言いたくない、
と細々と、自分自身の身体感覚
を足掛かりにして、静か〜に
発信をし続けてきました。

でもね、
あと少しで2021年ですよね。

そろそろ動きましょうか、
という感じです。

最近では、
「あきこさーん思いっきりいっちゃえ!」
などという心強いエールを
いただくこともあるんです。

確かに、女性たちが
もしも堂々と
性について、
その
心地よさや、
深い充足感、
命を生み出す女性の神秘性
について発信をしていかなければ、
未来の子供たちは一体
どうやって性について
大切に関わっていけるのだろう。

この先の未来は
果たしてどうなるんだろう?

そんな素朴な疑問が、
2019年の春あたりから
私の中に少しずつ
湧き起こってきたんですね。

心ない誤解への怖さも
大きかったのに、

ついに
純粋な気持ちが、恐れを
上回ってきたような感覚です♪

女性たちの女神神話には、
私はもう光しか感じられ
ないので信じていきます…。

ひとりの女性が
宇宙に放つ光の強さ、
そのエネルギーの大きさ
といったら、どんなレベルの
プロジェクトにも及ばない
ような、大きな社会貢献そのもの
だと私には思えるんですね。

たいていの女性は
これを読んでいて、

『あなたは女神です』

なんて他人から言われて、
ぎこちなく感じたり、
こそばゆく感じたり、
嘘っぽい感じがしますよね。

私もそう感じていた1人ですし、
今も、いきなり見知らぬ方に
言われたらアブナイと感じます。

でも、アメリカ人のバースアクティビスト
であり、助産師のアイナ メイ ガスキンさん
は、ハッキリと言い切っています。

If a woman doesn’t look like a Goddess during birth then someone isn’t treating her right!
(by Ina May Gaskin)

お産で産む女性がもしも女神に見えなかったら、
彼女はまったく何も悪くない。彼女を取り巻く
環境がおかしいのだ、と。

私はこのIna May Gaskin女史の奇跡のような
半生を収めたドキュメンタリー映画
「birth story」を大切なドゥーラ仲間の
宇津澤紀子さん(アメリカ在住)と2人で
日本語字幕をつけたことがあります。

彼女は帰国子女で、私をリードして
膨大な作業をこなし、素敵な字幕
スーパーが見事完成しました。

たくさんの賞を受賞した傑作です。
その彼女から、女性は女神である
と教わった私は。。。

Birth Story

女性として生(性)を受け、
女性として今生きているなら、
その悦びを、
わたしたちの体に戻しましょう
と強く思ったのです。

あなたの神話は、
あなたがご自分の体に
フォーカスしだすと
一気に展開していきます。

自分の心地よさをマインドフル
に見つめるクセをつけると、

生きにくさを感じていた
ご自分が人生の筋書きに
与える悪影響は少しずつ減り、

代わりに、

愛らしく、力強い
もうひとりの自分が
多く登場するようになりますよ。

生きている意味がわからない。。。

とか、

女性の人生は損ばかり。

とか、

女性としての人生の豊かさ、
喜びをまったく感じない。

とか、

時間が無為に流れている気がする。。。

とか、

自分の体を無視している。

とか、

魅力的な女性をみると、つい
自分と比べて落ち込んでしまう。

そんな要素がもし少しでも
あったら、迷わずに、変えるための
行動を起こして欲しいと思います。

1人だと怖い。。。
きっと上手くいかないという方は、
その旅路、ご一緒に私も参ります。

ということで、この人生の華
をいかに自分らしく生き散らかすか。

自分軸で、マイストーリーを
語り倒すか。

そこに尽きるんだということを
肝に銘じていきたいですね♪


LINE、Youtubeチャンネル、
メルマガ、もしくは
女子限定FB非公開グループ
「オーガズミック ランドスケープ」
にて、どうぞ私とStay Tuned! で
いてください。

今日もみなさまがますます
女神マインドで過ごせますように。。。

LOVEドゥーラAkikoより

水の性、第4の相

さみだれの6月ですね。日本も雨で寒かったりする地域もあるようです。

思い出します。。。日本の梅雨。

しとしと降る長雨。

もう20年近く体験できていませ〜ん(涙)。

「じめじめとして。。。」とか「つゆの時期は気が滅入る」なんて言う方がほとんどですが、私にとっては、しっとりとして風情があって、一年のうちで最も生命が艶かしく濡れている素敵な季節なんです。

肌がベトベトしながらも、光沢や潤いが増して、あのどこか冷えてベトベトした皮膚の感じが懐かしくてたまりません。

でもね、、、

それを言ったら、

どの季節の

どの天候の

どの瞬間の皮膚感覚も

本当に一期一会だなぁ。。。

ただただ感謝の気持ちが湧いてきます。

パリはひどく乾燥していて私のお肌、パリパリです〜(涙)

すみません、思いっきり滑りました(笑)。


さて、最近の私は2006年から10年近く書きためていたブログを自分のこちらのワードプレスのブログに移す作業に取り組もうかと思い腰をあげたところです。

以下の4本を柱にして、ちょこちょこ旅ストーリーも加えていきます。

ーエジンバラ編(上の写真のフラットから毎号書いていました)
ーサハリン編
ーヒューストン編
ーロンドン編

ただ、あまりにも膨大なので無理せずにボチボチということで、まずはエジンバラ編の第1回〜第32回をアップしました。アメブロにもほぼ同じものを載せています。

というのも、

どちらかが消えてしまったら、自分が死んだ後に子供たちが記録として読めるものが無くなってしまう〜と思ったんですコロナで。

だって。。。

あっという間ですよね、命は。

本当にはかなく、もろい。

強そうに見えるものが、実はもろかったりするんです。

私の大切なお友達が昨年死んだ時もそうでした。

大好きだった叔父さんも、

父も、みんなそうでした。

大切な人がこの世から消えていくたび、私の中にたくさんの沈殿物が溜まっていきます。

時間をかけて死の悼みが静まっていくように、

ゆっくりと堆積していくものがあるんです。

そして、心が掻き乱される時、彼らと交わした言葉や思い出のかけらが

その水底からふわりと浮遊してきて、水面でキラリと光ります。

私は、そのきらめきを灯台にして今日まで歩いてこられたと思います。

だから、

死んでくれていて、有り難う。

今日もそこここに偏在していてくれて、

有り難う。。。

と、あんなに辛かったはずのお別れにも

こんなにも深く感謝のできる自分になっていることに気づかされます。



水害もある季節ではありますが、台風に伴う集中豪雨やゲリラ豪雨とは違って、

さみだれとは、、、

私たちの中の女性性が

水の性(しょう)であることを思い出させてくれる大切な季節。

私たちの内側に、美しい泉がある。

古代から、ありとあらゆる書物にメタファーとして記されてきた女性という水の器、命の入れ物、ホーリーグレイル。

対する男性は火の性ですね。

男性の持っている火のエネルギーで、女性は自らのエネルギーを変容させていきます。

何にだってなれますよ。

気体、液体、個体、、、

そして今分かってきているのが、水の第4の相、結晶水の形態について。

その第4の相にはメモリーの転写能力があると言われています。

水は、全てを記憶できる、と(*詳細はサアラさんのご本で!)。

女性のカラダになぞらえると、その転写能力が備わっている部分は、泉の源泉を賛える子宮です。

人型を写し、新しい命をリプロダクトできるのですから。

アリゾナ州立大学でのラットを使った実験では、子宮を摘出した個体は記憶力が低下するという実際のデータ(どれだけしっかりとしたエビデンスがあるか私も原典は読んでいませんが、ナゾロジーでこんな記事になっていました)も。

これまでは子宮は胎児を大きくする空間、命を育てるための生殖器官としてのみ扱われがちでした。

でも、それ以外のとても大事な「記憶の器」という役割があることにスポットが当てられるようになってきているのですから、

貴重な研究の一つですよね。


水の惑星、地球。

母なる海をたたえた子宮という内なる海。

私たちにとって、とても、とても大切な水。

この時期に、ひと呼吸ごとに空気の中の水分を通して、

潤っている自分とつながりながらも、

同時に、

他の命(私と!)とも共鳴しあって、命がウルウル喜んで、ただただなんの思惑もなく、波動が触れ合って、美しい水紋を描くがままにしてみましょうよ。

あー本当だったら、あったかい子宮みたいなスペースで、みんなで瞑想したり、ふわりふわりと踊ったりしたい〜。

じゃじゃ馬コロナ姫のお出まし以前のように!


無邪気に抱きしめたい。

抱きしめられたい。。。ぎゅ〜っと。

でも、もうそれは叶わないけれど、でも、しっかりとプロテクトし合った状態で、6ー8名限定のプチワークショップなどで、今後も継続して皆様に提供していく予定です。

いよいよ私はあと10日で成田へ。フランスも、イギリスやアメリカと同じで、夏やすみは2ヶ月半!

しっかり14日間の東京の自宅での自粛期間を終えたら、7月3日以降は少しずつ状況を読みながら動いていく予定です。

まずはそれに先立ち、ZOOMで交流会できたらと思います。

【オーガズミック ランドスケープ 交流会】
6月13日(土)20:00−21:00
(パリ時間13:00ー14:00)
Free イベント

お申し込みは
▶️ こちら

皆様の中で、女性性の開花やセクシャリティに興味のある方は女子限定FB非公開グループ「オーガズミック ランドスケープ」へどうぞ。でも、真面目に性や性愛について語る場なので、どうか冷やかしでのご参加はお控え下さい。20年春に立ち上げ5月1日時点でメンバー数350名。世界中にすまう大和撫子たち、たおやかな日本人女神たちと交流できます!
 ↓

https://www.facebook.com/groups/658815731533943/


ということで、今日も長いブログをお読みくださり有り難うございます!
私の大好きな梅雨の季節にギリギリセーフで間に合いそうで、嬉しいです。

早く紫陽花とカタツムリを眺めた〜い!

LOVEドゥーラAkiko

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第28回 母体は地球の一部

ルイーズのアートに感じることと‘変革につながるお産’には共通点がある。

‘Transformative experience’、つまり「変革・変容につながる体験」となりうる可能性をはらんでいる。

敬愛する三砂ちづる先生(*1)が、エジンバラの我が家に息子さんと遊びにいらして下さった折に話して下さったが、‘変革につながるお産’には、いくつかの必要条件というか、因子があるという。

その因子のリストに、‘ほの暗い光’や、‘適度な湿度’と聞くと、お産とは、産む環境によって大きく影響されるものなのだと納得せずにいられない。

近代化によって、お産の何が失われたのか

いつまでも夜の明るいこの季節

いつまでも夜の明るいこの季節、少し自転車で走らせるとこんなステキな場所と遭遇できる。

海が、潮が満ちては引くように、古今東西、女性はカラダという器を共鳴させながら命を産みつないできた。

時代は変わり、今はほとんどのお産が施設内で行われている。

いかに効率よく産むか、安全に産ませるか、ばかりが注目されてきた近代化以降のお産。

個人のお産体験は、医療化の波によって、どのような影響を受けてきたのだろうか。

欧米を中心とした世界では、一部のこころある助産師や医師といったケア・ギバーズと、人類学者や、社会学者のような学者たち、そして、産みゆく女性たちの3者が一体となって、ここ数十年間、継続的に、お産における産婦の‘autonomy’(←この意味は後で書きます)をあらためて価値付けしようとする動きがみられる。

お名前を挙げはじめるときりがないが、「お産のリボーン」をはじめ、島袋伸子さんや日隈ふみこ先生、松岡悦子先生など日本にも、それぞれの立場ですばらしい活動をされている方が数多い。

そこまでして尊重されなければならないお産のautonomyとは、

いったい何?

実はそれこそが、お産の勉強をはじめて以来、

私の一番の関心事である。

まだ日本語にきちんと訳されきれていない感のある言葉なので、つい慎重になってしまうが、辞書には、‘自律性’、‘自主性’、‘自治’で載っている。

お産は、こころとからだを再統合する癒しのプロセス

夜が怖くない

↑この写真は夜10時。夜が怖くない、暗闇にならない。白夜の季節は夜更けに自転車に乗るのが楽しくなる。

ケルトの大祭が真夜中の12時にスタートすることをおもっても、人類はこうやって太陽のめぐりに合わせて神事を執り行ってきたのだと思う。

大自然の営みと、自分の内側の営みを共鳴させ合いながら私たちは在ったのだ。

私たちは、大自然に生かされている自分に感謝をし、自分の心身にお伺いを立てながら、autonomous(autonomyの形容詞)な存在として、在った。

それがいつしか、ヒトがヒトとして未来に続いていくための、最もリプロダクティブな営みであるはずのお産において、autonomyを失いつつあるというのは、どういうことを意味するのか。

言葉足らずの自分だが、今の私にとってautonomousなお産とは、周囲によって方向づけられることなく、産婦本人の持てる力を余すところなく発揮できるようなお産をさす。

結果、予想外のことが起きて落胆することも、絶望を感じることも、思いもしなかった変容も全て含めて、自分の人生に起きたこととして体験していくのだ。

悲しみも、幸福感も、狂喜乱舞するような心の状態も含まれ、それらが自分の器の中で溶け合って、それでも人生の時間が続いていくことを受け入れていく、

それが私なりのオートノマスな在り方だ。

同時に、こころとからだを再統合してくれる癒しのプロセスでもあると思うのだ。

96歳のアーティストが描く、妊娠・出産・授乳シーンは・・・

前回27回目で書いた人生の遍歴を経た老婆ルイーズ ブルジョアの描く妊娠・出産・授乳シーンも、つねに相反している。

もろくて。。。それでいて力強い。

ぎこちなくて。。。同時に美しい。

純粋に、母体が地球の一部であり、

花一本のようにはかなく、同時に、

すでに完全であることを思い出させてくれる。

まるで人災・天災で傷ついた大地が、

それでも再び萌え、

自らの力で癒えようと、

意識なき意識を絶えず働かせているように私には思える。。。

創作活動を続けるルイーズ半球のガラスの中で納められる出産シーン
絵画、立体、彫刻と、カタチにいっさいとらわれず、創作活動を続けるルイーズ半球のガラスの中で納められる出産シーン。360度、絶えず観察される母子、という感じがした

(注1)三砂ちづる(みさご ちづる)
津田塾大学国際関係学科教授。専門はリプロダクティブヘルスを中心とする疫学。著書に、『月の小屋』(毎日新聞社)、『コミットメントの力』(NTT出版)、「疫学への招待」(医学書院)、「昔の女性はできていた」(宝島社)、「オニババ化する女たち」(光文社新書)、『 きものとからだ」(バジリコ)、ほか多数

(注2)
たとえば医療人類学の世界では、ロビー・デービス・フロイドや、エミリー・マーティンが女性のエンパワメントにつながる研究を残していて興味深い。

次号に続く→

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お読み下さりありがとうございました。

ノマドなドゥーラが運営するノマドゥーラ ウェルネスで

ケアを提供しているLOVEドゥーラAkikoの公式サイト

↓ 

https://nomadoula.com/pcbo/

ちなみに↓今住んでいるフランスから重力を使ったお産について、ちょっと偉そうにYouTube動画撮りました(すみません)。動画編集してくれているのは、この時の娘っ子です。今度のお誕生日で17歳!❤️宜しければチャンネル登録してご視聴くださると嬉しいです♪