水の性、第4の相

さみだれの6月ですね。日本も雨で寒かったりする地域もあるようです。

思い出します。。。日本の梅雨。

しとしと降る長雨。

もう20年近く体験できていませ〜ん(涙)。

「じめじめとして。。。」とか「つゆの時期は気が滅入る」なんて言う方がほとんどですが、私にとっては、しっとりとして風情があって、一年のうちで最も生命が艶かしく濡れている素敵な季節なんです。

肌がベトベトしながらも、光沢や潤いが増して、あのどこか冷えてベトベトした皮膚の感じが懐かしくてたまりません。

でもね、、、

それを言ったら、

どの季節の

どの天候の

どの瞬間の皮膚感覚も

本当に一期一会だなぁ。。。

ただただ感謝の気持ちが湧いてきます。

パリはひどく乾燥していて私のお肌、パリパリです〜(涙)

すみません、思いっきり滑りました(笑)。


さて、最近の私は2006年から10年近く書きためていたブログを自分のこちらのワードプレスのブログに移す作業に取り組もうかと思い腰をあげたところです。

以下の4本を柱にして、ちょこちょこ旅ストーリーも加えていきます。

ーエジンバラ編(上の写真のフラットから毎号書いていました)
ーサハリン編
ーヒューストン編
ーロンドン編

ただ、あまりにも膨大なので無理せずにボチボチということで、まずはエジンバラ編の第1回〜第32回をアップしました。アメブロにもほぼ同じものを載せています。

というのも、

どちらかが消えてしまったら、自分が死んだ後に子供たちが記録として読めるものが無くなってしまう〜と思ったんですコロナで。

だって。。。

あっという間ですよね、命は。

本当にはかなく、もろい。

強そうに見えるものが、実はもろかったりするんです。

私の大切なお友達が昨年死んだ時もそうでした。

大好きだった叔父さんも、

父も、みんなそうでした。

大切な人がこの世から消えていくたび、私の中にたくさんの沈殿物が溜まっていきます。

時間をかけて死の悼みが静まっていくように、

ゆっくりと堆積していくものがあるんです。

そして、心が掻き乱される時、彼らと交わした言葉や思い出のかけらが

その水底からふわりと浮遊してきて、水面でキラリと光ります。

私は、そのきらめきを灯台にして今日まで歩いてこられたと思います。

だから、

死んでくれていて、有り難う。

今日もそこここに偏在していてくれて、

有り難う。。。

と、あんなに辛かったはずのお別れにも

こんなにも深く感謝のできる自分になっていることに気づかされます。



水害もある季節ではありますが、台風に伴う集中豪雨やゲリラ豪雨とは違って、

さみだれとは、、、

私たちの中の女性性が

水の性(しょう)であることを思い出させてくれる大切な季節。

私たちの内側に、美しい泉がある。

古代から、ありとあらゆる書物にメタファーとして記されてきた女性という水の器、命の入れ物、ホーリーグレイル。

対する男性は火の性ですね。

男性の持っている火のエネルギーで、女性は自らのエネルギーを変容させていきます。

何にだってなれますよ。

気体、液体、個体、、、

そして今分かってきているのが、水の第4の相、結晶水の形態について。

その第4の相にはメモリーの転写能力があると言われています。

水は、全てを記憶できる、と(*詳細はサアラさんのご本で!)。

女性のカラダになぞらえると、その転写能力が備わっている部分は、泉の源泉を賛える子宮です。

人型を写し、新しい命をリプロダクトできるのですから。

アリゾナ州立大学でのラットを使った実験では、子宮を摘出した個体は記憶力が低下するという実際のデータ(どれだけしっかりとしたエビデンスがあるか私も原典は読んでいませんが、ナゾロジーでこんな記事になっていました)も。

これまでは子宮は胎児を大きくする空間、命を育てるための生殖器官としてのみ扱われがちでした。

でも、それ以外のとても大事な「記憶の器」という役割があることにスポットが当てられるようになってきているのですから、

貴重な研究の一つですよね。


水の惑星、地球。

母なる海をたたえた子宮という内なる海。

私たちにとって、とても、とても大切な水。

この時期に、ひと呼吸ごとに空気の中の水分を通して、

潤っている自分とつながりながらも、

同時に、

他の命(私と!)とも共鳴しあって、命がウルウル喜んで、ただただなんの思惑もなく、波動が触れ合って、美しい水紋を描くがままにしてみましょうよ。

あー本当だったら、あったかい子宮みたいなスペースで、みんなで瞑想したり、ふわりふわりと踊ったりしたい〜。

じゃじゃ馬コロナ姫のお出まし以前のように!


無邪気に抱きしめたい。

抱きしめられたい。。。ぎゅ〜っと。

でも、もうそれは叶わないけれど、でも、しっかりとプロテクトし合った状態で、6ー8名限定のプチワークショップなどで、今後も継続して皆様に提供していく予定です。

いよいよ私はあと10日で成田へ。フランスも、イギリスやアメリカと同じで、夏やすみは2ヶ月半!

しっかり14日間の東京の自宅での自粛期間を終えたら、7月3日以降は少しずつ状況を読みながら動いていく予定です。

まずはそれに先立ち、ZOOMで交流会できたらと思います。

【オーガズミック ランドスケープ 交流会】
6月13日(土)20:00−21:00
(パリ時間13:00ー14:00)
Free イベント

お申し込みは
▶️ こちら

皆様の中で、女性性の開花やセクシャリティに興味のある方は女子限定FB非公開グループ「オーガズミック ランドスケープ」へどうぞ。でも、真面目に性や性愛について語る場なので、どうか冷やかしでのご参加はお控え下さい。20年春に立ち上げ5月1日時点でメンバー数350名。世界中にすまう大和撫子たち、たおやかな日本人女神たちと交流できます!
 ↓

https://www.facebook.com/groups/658815731533943/


ということで、今日も長いブログをお読みくださり有り難うございます!
私の大好きな梅雨の季節にギリギリセーフで間に合いそうで、嬉しいです。

早く紫陽花とカタツムリを眺めた〜い!

LOVEドゥーラAkiko

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第28回 母体は地球の一部

ルイーズのアートに感じることと‘変革につながるお産’には共通点がある。

‘Transformative experience’、つまり「変革・変容につながる体験」となりうる可能性をはらんでいる。

敬愛する三砂ちづる先生(*1)が、エジンバラの我が家に息子さんと遊びにいらして下さった折に話して下さったが、‘変革につながるお産’には、いくつかの必要条件というか、因子があるという。

その因子のリストに、‘ほの暗い光’や、‘適度な湿度’と聞くと、お産とは、産む環境によって大きく影響されるものなのだと納得せずにいられない。

近代化によって、お産の何が失われたのか

いつまでも夜の明るいこの季節

いつまでも夜の明るいこの季節、少し自転車で走らせるとこんなステキな場所と遭遇できる。

海が、潮が満ちては引くように、古今東西、女性はカラダという器を共鳴させながら命を産みつないできた。

時代は変わり、今はほとんどのお産が施設内で行われている。

いかに効率よく産むか、安全に産ませるか、ばかりが注目されてきた近代化以降のお産。

個人のお産体験は、医療化の波によって、どのような影響を受けてきたのだろうか。

欧米を中心とした世界では、一部のこころある助産師や医師といったケア・ギバーズと、人類学者や、社会学者のような学者たち、そして、産みゆく女性たちの3者が一体となって、ここ数十年間、継続的に、お産における産婦の‘autonomy’(←この意味は後で書きます)をあらためて価値付けしようとする動きがみられる。

お名前を挙げはじめるときりがないが、「お産のリボーン」をはじめ、島袋伸子さんや日隈ふみこ先生、松岡悦子先生など日本にも、それぞれの立場ですばらしい活動をされている方が数多い。

そこまでして尊重されなければならないお産のautonomyとは、

いったい何?

実はそれこそが、お産の勉強をはじめて以来、

私の一番の関心事である。

まだ日本語にきちんと訳されきれていない感のある言葉なので、つい慎重になってしまうが、辞書には、‘自律性’、‘自主性’、‘自治’で載っている。

お産は、こころとからだを再統合する癒しのプロセス

夜が怖くない

↑この写真は夜10時。夜が怖くない、暗闇にならない。白夜の季節は夜更けに自転車に乗るのが楽しくなる。

ケルトの大祭が真夜中の12時にスタートすることをおもっても、人類はこうやって太陽のめぐりに合わせて神事を執り行ってきたのだと思う。

大自然の営みと、自分の内側の営みを共鳴させ合いながら私たちは在ったのだ。

私たちは、大自然に生かされている自分に感謝をし、自分の心身にお伺いを立てながら、autonomous(autonomyの形容詞)な存在として、在った。

それがいつしか、ヒトがヒトとして未来に続いていくための、最もリプロダクティブな営みであるはずのお産において、autonomyを失いつつあるというのは、どういうことを意味するのか。

言葉足らずの自分だが、今の私にとってautonomousなお産とは、周囲によって方向づけられることなく、産婦本人の持てる力を余すところなく発揮できるようなお産をさす。

結果、予想外のことが起きて落胆することも、絶望を感じることも、思いもしなかった変容も全て含めて、自分の人生に起きたこととして体験していくのだ。

悲しみも、幸福感も、狂喜乱舞するような心の状態も含まれ、それらが自分の器の中で溶け合って、それでも人生の時間が続いていくことを受け入れていく、

それが私なりのオートノマスな在り方だ。

同時に、こころとからだを再統合してくれる癒しのプロセスでもあると思うのだ。

96歳のアーティストが描く、妊娠・出産・授乳シーンは・・・

前回27回目で書いた人生の遍歴を経た老婆ルイーズ ブルジョアの描く妊娠・出産・授乳シーンも、つねに相反している。

もろくて。。。それでいて力強い。

ぎこちなくて。。。同時に美しい。

純粋に、母体が地球の一部であり、

花一本のようにはかなく、同時に、

すでに完全であることを思い出させてくれる。

まるで人災・天災で傷ついた大地が、

それでも再び萌え、

自らの力で癒えようと、

意識なき意識を絶えず働かせているように私には思える。。。

創作活動を続けるルイーズ半球のガラスの中で納められる出産シーン
絵画、立体、彫刻と、カタチにいっさいとらわれず、創作活動を続けるルイーズ半球のガラスの中で納められる出産シーン。360度、絶えず観察される母子、という感じがした

(注1)三砂ちづる(みさご ちづる)
津田塾大学国際関係学科教授。専門はリプロダクティブヘルスを中心とする疫学。著書に、『月の小屋』(毎日新聞社)、『コミットメントの力』(NTT出版)、「疫学への招待」(医学書院)、「昔の女性はできていた」(宝島社)、「オニババ化する女たち」(光文社新書)、『 きものとからだ」(バジリコ)、ほか多数

(注2)
たとえば医療人類学の世界では、ロビー・デービス・フロイドや、エミリー・マーティンが女性のエンパワメントにつながる研究を残していて興味深い。

次号に続く→

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お読み下さりありがとうございました。

ノマドなドゥーラが運営するノマドゥーラ ウェルネスで

ケアを提供しているLOVEドゥーラAkikoの公式サイト

↓ 

https://nomadoula.com/pcbo/

ちなみに↓今住んでいるフランスから重力を使ったお産について、ちょっと偉そうにYouTube動画撮りました(すみません)。動画編集してくれているのは、この時の娘っ子です。今度のお誕生日で17歳!❤️宜しければチャンネル登録してご視聴くださると嬉しいです♪

第27回 女性の一生を生き尽くす

妊娠、授乳や出産シーンを表現したアート。ルイーズ・ブルジョワの作品展で

お気に入りの木

お気に入りの木は滑り台になったり、ハンモックになったり。エジンバラにある王立ボタニカルガーデン(植物園)は、エジンバラっ子の憩いの場。

お疲れのこころと体を、緑色パワー満タンにしてもらえるので、私たちも年間パスをゲットして週に1度はリチャージに通う。

この夏4歳半になる娘の週末の楽しみは、門の前の駐車場にたいてい留まっている屋台で、イチゴのジェラートを買ってもらうこと。

植物園が近づくと、キョロキョロとバンを探す。

恥ずかしいくらいの大声で

「あっ、来てるよおー!ジェラート買ってえー!」と叫ぶ。

ジェラートって呼ぶんだよね、アイスのことをうちの娘は。

もっと小さい頃に、娘にわからないように、ひっそり冷凍庫からアイスクリームを

出していたことがある。

気づかれないように小声でボソボソと夫に呟く。

ジェラート。。。食べる?

そんなやりとりを地獄耳の娘は聴いていたので、ジェラートと言い始めたのだ。

人懐っこいリス君

ほんとうに人懐っこいリス君とベンチを一緒にシェアできる王立植物園。

いつも園内に入って、まずはその日のキッズイベントをチェックする。

鳥の餌付けにエコ・バッグづくり、いつもいろいろ満載だ。

ショップ、カフェ、イベントホールにアートギャラリーもあるので、ここに来ると半日くらいはあっという間に過ぎていく。

おともだちのリス君に今日もごあいさつ。

おともだちのリス君

今年96歳の世界的アーティスト

この植物園のアートギャラリーで今、こちらの出産ケア関係者の間でひそかに話題になっているのが、ルイーズ・ブルジョワの作品展だ。

彼女はフランス出身のアメリカ人彫刻家として世界的に知られている。

六本木ヒルズに出現した巨大なクモのオブジェをデザインしたおばあさん、と言ったら思い出す読者も多いのではないだろうか?

今年96歳になる彼女の今回の新作が、なぜ、お産関係者の興味をそそるのかというと、

それが。。。

どこまでも生々しく、妊娠、授乳や出産シーンを描き出しているからなのだ。

女性性の源泉を感じる、一連の作品

ルイーズの独白インタビューや、創作風景を切り取ったコラージュのようなドキュメンタリーフィルムも上映されていて、私は作品以上に、彼女その人の生き方に惹きつけられた。

ルイーズは養子を引き取った直後に子どもを授かるという人生の廻り合わせついて語っていた。

険しい表情で、それはけっして平坦な人生ではなかった、と。

ここ数年のルイーズの映像には、母として、妻として、そして娘としての自分を、かたちや主義にとらわれず、あるがままに作品に流し込む彼女がリアルに浮かび上がっていた。

そこに、今回の「NATURE STUDY」と銘打った一連の新作品を産み出す女性性の源泉を感じた。

花になった、産む女性と赤ちゃん

ルイーズ

私が撮った下手な写真で申し訳ないが、見て頂きたい。

この、女体が艶かしく蘭となってしまう出産シーンを!

産む女性と生まれるあかちゃんとのコラボ!

生まれてくる赤ちゃんと、

産みだす女性が、

一輪の花と昇華してしまう不思議な絵に私は涙が溢れてきた。

産む存在と、生まれてくる存在のコラボ。

もうこれしかない!そう思った。

明日のお産をもんもんと考えてばかりいる私にとって、

魂の滋養となる絵たち。

産みゆく姿は、古今東西美しい!

くりかえし、くりかえし描かれる受胎の絵からは、セクシュアリティーというより、植物の交配のようなたんたんとした営みを支える生命力が感じられる。

そこに私は深い安堵感を覚えるのだ。

アートとは、場と一体となって完成していくもの

ところで、アートとは、周囲の環境に大きく影響されることを今回あらためて思った。

やはりアート作品とは。。。

観る人間も含めて、その場に在るすべてのものと一体となって、瞬時に完成しつつある進行形のものなのだ。

一見生々しい出産シーンを描いた彼女の作品から、植物的な静の気配をも受け取ることができた理由は。。。

おそらくギャラリーには私たち以外には人がおらず、

窓からは大木が見え、

さんさんと光が差し込んでいたといったファクターが揃った結果なのだろう。

お産も、まさに、そのようなものだ!と思う。

次回に続く→

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お読み下さりありがとうございました。

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ちなみに↓文化人類学的に見ても、

一枚布、rebozoは面白いです↓YouTube動画アップしました〜

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