不妊治療にかかる時間

女性が惚れる産婦人科医、早乙女智子先生と、LoveドゥーラAkikoの対談後編アップしました♪

2人の経験してきた印象に残る素敵なお産をYoutubeで語り合っています〜👩‍❤️‍💋‍👩

貴重なお話を伺えて幸せです!

<対談動画の内容>

・家族とドゥーラでお産を乗り越える! 

・分娩時間の長さ 短くて残念だった人と長くて幸せだった人の違い

・不妊治療期間や分娩時間とはワクワクドキドキのアトラクションの待ち時間!

・本当の安産とは その方にぴったりあった陣痛で進むもの! それを受け止めたら、どんなお産も安産♪

・赤ちゃんからの心遣いの
感じられる素敵な帝王切開♡

・〜畳でのお産〜 姑さん、妊婦さん、実母さんが川の字で寝てる?!

・Akikoのお産 、助産師とタイムトラベル、助産師との一体感

・早乙女智子先生のプラクティスにおける姿勢とその感覚。
「大きなお運び」について。
赤ちゃんの声を聞き取る♪

・不妊治療で頑張っている方
に寄り添う早乙女先生の在り方

・個人差のある授かるまでの時間とは?

と。。。
本当にいろいろなお話を今回
早乙女智子先生から伺ったのですが、

一番感動的だったのは、

不妊治療のお話でした。

妊活中は様々なスタイルがあるし、

本当にいろいろな不妊治療が存在します。

けれど、

その方には、

その方なりの時間が、必要なだけ

かかるのだ、と感じられると、

無駄なことは本当に一切なく、

どのステージも、

とてつもなく

貴重な、

愛おしい人生のprocessであると、
心の奥でわかります。

智子先生みたいなドクターがどんどん日本に増えていって欲しいな。

産科学&助産学の進歩とともに、
お産哲学もみんなで深めていける

そんな社会になったら嬉しい。。。

そのヴィジョンを信じて、
気持ち合わせをしている二人のYoutube動画ですのでクリックしてご覧くださいませ♪

presented by 乙女チャンネル−性科学の小部屋−
by産婦人科早乙女智子医師

動画撮影:Umiのいえ 齋藤麻紀子
動画編集:助産師さとゆか

ちなみに、この動画は全編で、

エロスについて
おしゃべりさせて頂いた動画

ですので併せてご視聴どうぞ♪


冷やかしでのご参加はお控え下さい。
世界中にすまう大和撫子たち、
たおやかな日本人女神たちと交流できます。


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メディテーション誘導用
のオリジナル音声ファイル。

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やWS、オンラインスクールなどのお知らせもこちらからしています。


<動画再生リスト>

一枚の布で安産を引き寄せる工夫と心構え
産後の最強マインドセットはお産の振り返りから
海外で学んだ目からウロコの安産を導くアロマ術!
会陰の実験、その驚異の能力を引き出し高めるには
愛と絆とパートナーシップを高める「産後の振り返り」
性行痛や会陰裂傷対策のマッサージ!
https://youtu.be/jPkUnjkIZtk

ドゥーラのリードで安産セレモニー

~出産について家族で揃い、あらためて感謝を伝える~

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あと1週間でイギリスからパリへと引っ越すドゥーラの木村章鼓です。ユーロスターでたったの数時間とはいえ、学校も変わり、言葉も変わるわけですから、ここ数カ月落ち着かない日々が続いていました。転校のための書類は思ったよりもいろいろと面倒(健康診断なども含めて煩雑)でしたが、ようやく無事に子どもたちの新しい学校が決まりました。住む場所はまだ決まっていませんっ。パリでの最初のひと月は仮住まいをしながらの家探し。よいご縁がありますように~と願っているところです。

さて、今月はこれまでお世話してきた方々とのお別れをしてきました。今日は2年ほど前に立ち合ったバルト三国出身のママ、Iさんに招待され、ご実家のお母様と一緒につくった美味しいご飯を頂いてきました。旬の野菜をふんだんに使ったIさん親子の手料理に大感動です。よちよち歩くようになったMちゃんをあやしながら、チキンと野菜のオーブン焼き、セロリとナッツのサラダ、ヨーグルトソースをからめたキュウリの和え物とビーツと呼ばれる真っ赤な砂糖大根のスープを頂きました。デザートには木イチゴやクランベリーを漬けたコンポートに焼きたてのリンゴケーキ。そして食後は、お産の時の懐かしの写真を見ながら楽しくハーブティーを飲みました。お母様の入れて下さる温かいお茶を味わいながら、『ああこれはお産の前に行ったセレモニー以来だなぁ』と私はタイムトリップしていました。

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我が家から歩いて数分のエノテカに集まり プロセッコで地元ママたちと最後の乾杯をしてきましたー。暑いからますます美味しいです~!

毎回、私はお産の前に自宅訪問をしますが、その時には可能な限り、妊婦さんの実のお母様や姉妹、義理のお母様にも来て頂くようにしています。時代が変わり、男性が積極的にお産に係わってくれるようになってきたとはいえ、やはり実際のお産や産後の生活では、女性たち同士の助け合いが大切だと感じるからです。お産の前にドゥーラのような第三者を通して、いつもとは異なるセッティングで特別な場を設けることで、今一度、お産へ向けて家族が一致団結しやすくなります。これは本当にその通りだと実感します。

ただの内輪の集まりではなく、『安産セレモニーするよ~』と、少しだけ特別感をもって妊婦さんの自宅に集まって頂き、家族が輪になって互いを見つめあうと、いつもは当たり前に思えてなかなか言葉で伝えにくかったことでも、不思議と溢れてくるのです。また、妊婦さんの中でなにか言いにくいリクエストがあれば、事前に私の方で聴きとっておきますので、あらかじめ予防線を張ることもできます。たとえば、生まれてくる赤ちゃんの世話について、また、母乳育児の方針についてあれこれ周囲から言われたくない、とか、陣痛中は敏感になっているから出来る限りそっとしておいて欲しいなどといった妊婦さんの願いは、その場を利用してご本人からご家族に伝えられるように最大限応援します。もちろん、妊婦さんが切り出すタイミングを逃してしまった時などは私がソフトに介入させて頂き、お産前に言いそびれたことがないか配慮します。本当にひとこと、こころからの『ありがとう』でもいい。お互いに感謝の気持ちを伝えあったり、これまでの道のりを振り返ってねぎらったり、これからも宜しくお願いします、と手を握りあったり。ほんのささいなことかもしれませんが、一番近い女性たちからの応援や励ましを妊婦さんは何よりも一番必要としています。

これまで、安産セレモニーに参加した妊婦さんがはらはらと涙を流し、ひと泣きした後にはすっきりとした表情に切りかわるのを見届けてきました。きっと、妊婦さんの表情がゆるみ、ああ自分はもっと甘えてもいいんだ、困ったら迷わず頼ってもいいんだ、という気持ちになれた時、お産に対する意識のギアが大きくチェンジするのでしょう。

そして、その時に感じた安らぎや、喜びが深く大きいほど、妊婦さんは自信を持って陣痛と向き合い、立派に産んでいくことができます。サポートにまわるご家族にとっても、正直な気持ちを表現できる場は大事です。娘や姉妹のお産に対する不安や恐怖感もご家族側から出てきたら、私が仲立ちとなって、妊婦さんを守りながら、ひとつひとつ聴きとって差し上げることが大事だと感じます。

冒頭のIさんとそのお母様も、『安産セレモニーをしましょう』、とこちらが提案した時に、普段はあまり仲の良くないという妹さんを招いて3人で座りました。招かれた妹さんも実はその時に妊娠初期でした。自分のお産に役立つならとIさんのお産に自分も妹として立ち会いたいと希望していました。

客観的にみて、明らかに妹さんに対して過剰に気を使っているIさんのことが私は気になったので、お産が始まってから産後の養生期に妹さんとどうつきあっていくか、いくつかのパターンを想定して、Iさんといろいろと対応を講じた結果、妹さんが立ち合いつつも、Iさんは精神的に万全の状態でお産に臨むことができました。Iさん夫婦が主役となり、助産師さんに支えられ、ドゥーラも黒子として控えており、妹にも見守られ、ご本人の心から満足のいく理想のお産となりました。

私や助産師さんと穏やかなホームウォーターバースを体験したIさん。その一部始終を見た妹さんは、お産への見方が180度変わりました。そして半年後のご自身のお産に私を雇われました。いいお産は自然と伝播しますね。今は核家族化や都市化の影響などで、子産み子育てに関する世代間の知恵の継承が減りつつあります。でも、自分の家族、姉妹のお産体験が終始心穏やかな、本人の納得感の高い出産体験であると、家族はとても前向きな影響を受けます。産後に、姉妹愛、家族愛がぐっと高まります。

同時に赦しも起きますので、家族全体で抱えていた何かが無理なく癒されていくように感じるケースもとても多いです。私が立ち合った方ではないのですが、ある方がこんな話をしてくれました。養子縁組で幼いころに親戚に引き取られ、産みの母を長らく許せなかったそうですが、産後には赦すどころか、感謝の気持ちがとめどなく溢れてきたと話していました。

その理由は、その方のお産は微弱陣痛で3日がかりでした。その間、助産師さんが親身になって話を聞いてくれたり、マッサージやお灸をしてくれたり、ご飯を作ってくれたり、本当にたくさん支えてもらって乗り越えていったということです。難産だったにもかかわらず、最終的には願っていた通りのお産になった時に、『自分はこんなにたくさんの方々の助けを得ている。みなさんのサポートやエネルギーを頂いて生かされている。命を生みだすって素晴らしいこと!』と思えたのだそうです。

すると、自分のことも、尊い命だと深く思えるようになりました。幼いころ養女に出されたという過去の一点にこだわってきた自分が恥ずかしくなり、命をこの世に産みだしてくれた産みの母に対して、伝えても伝えきれないほどの感謝の念が湧いてきました。同時に、安全に今日まで育ててきてくれた義理の両親への感謝で胸が満たされ、自分の過去をリセットすると同時に子育てのよいスタートを切ることができたのだそうです。

お産って、本当にすごいなぁと思います。冒頭のIさんにしても、これまでとはまったく違う自分に生まれ変われたと話しています。それはどんな自分なの?と尋ねたところ、『もっと強い自分、ゆるぎない自分』と答えました。私はそれを聞いて、母親ひとりひとりが、もっと強く、ゆるぎない自分になれる可能性を秘めたお産の奥深さとその神秘に、膝まづきたい気持ちになりました。

こうやって語り部としてブログなどを通して発信することで、少しでも多くの産むかもしれない方が、より自分に合った産み方を見定めたり、赤ちゃんを産みだす瞬間も自分らしくいるために今出来ることを考えるきっかけにして頂けたら幸いです。

お読みくださりありがとうございました。

統合療法の訳書がこのたび出版されました♪

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ぜひ読んで頂きたい本が先月出版されました。

「こんなにいい本が日本語で読めたらいいのにね…」というウィリングヘム広美さん(心理セラピスト)が中心となって、彼女とふたりで1年以上かけて子育てと仕事の合間に少しずつ訳してきたものです。表向きは心理セラピスト向けの専門書なのですが、一般の方にも読んで頂ける分かりやすい内容になっていると思います。ようやく生まれてきた~という感じで、私にはとっても可愛い赤ちゃんのような本です。

新刊書籍:
「自己変容をもたらすホールネスの実践―マインドフルネスと思いやりに満ちた統合療法」 星和書店
ご興味のある方はこちらをご覧いただければ幸いです。

この本はハコミセラピーのアプローチを基本としています。

「ハコミ」という言葉をお聞きになったことはありますか。一瞬、日本語のように感じられるのですが、実はアメリカの先住民族のひとつ、ホピ族の言葉で、「日常の様々な側面に対して、あなたはいかに参画しているか?(How do you stand in relation to these many realms?) 簡単に言い換えるならば、「あなたは何者か?」という意味を持っているそうです。

ハコミセラピーとは?:日本ハコミ・エデュケーション・ネットワーク 

まだヒューストンに居た時、Gregory Gaiser先生によるハコミセラピーのワークショップを受けたことがあります。ドゥーラとして参加し、彼のワークショップで学んだことは、日々の仕事にとても役立っています。この世のありとあらゆるすべてのものがあらかじめ繋がっているのを前提として、目の前のお相手のあるがままを信頼して受け止める。自分自身を、相手の一部として、また目の前で展開していることの環境として、己を全体の一部として含めてしまうことで、少しずつですが、すべてが必要な在り方で瞬時瞬時に機能していると分かっていきます。 起こるプロセスをあるがままに見守るためにはじっと耳を澄まさなくてはなりません。そこにおいて、相手との一体感と同時に、拡張していくような意識の広がりを常に感じるようになっていきました。

アメリカ人開業助産師さんと共に立ち会ったある方のお産では、夜半、空を覆っていた雲が晴れて、浴室の天窓からちょうど月が見えはじめました。「月も見てるよ」と私が言うと、頑張っていた産婦さんは間歇期に月を仰ごうとしました。顎をあげるためにバスタブから身を起こす彼女。顎をあげると産婦さんの気道が伸び、しっかり呼吸ができるようになります。しばらくして元気に赤ちゃんが生まれてきました。「後から振り返ってみても、その過程が何か仕組まれたように、精妙な宇宙の理に沿って起こっていたとしか思えません」、彼女は自らのお産体験を振り返ってそう語ってくれました。

「起こるすべてのことは何かの糸で繋がっている」という認識が、産婦さんにもケアギバーの中にも備わっていると、今までは見過ごしていた何でもないことがすべてリソースに思えてくるから不思議です。その場に居合わせた誰かが「あ、月」と気づく。産婦さんがからだを起こしたら、停滞していた何かが抜けたように楽になり、深呼吸とともにもうひと踏ん張りするエネルギーが湧いてきた。そんなひとつひとつの出来事を科学的に検証しようとしたら意味をなさない些細な事象の絶え間ない連なりが、お産においては大事だとつくづく思います。喜怒哀楽の混じりあったおびただしい数の体験が積み重なったひとりの人生における、あるひとつの体験の完了として、「安産」という言葉があり、それはまた産後の時間と継ぎ目なくつながっているのだ、という視点が生まれます。

例えばその延長で、感知の方法や視点が微妙にずれることで、医学的には難産と呼ばれるようなお産であっても、本人にとっては「安産」と呼びたくなるものに変化していくものもあるんです。または、それまで不幸に思えていたことが、人生の問題を解く突破口を見つけるための強力な手がかりとして働くことだってあります。

理詰めの頭で考えると分からないことばかりで不可思議なことですが、簡単に言ってしまうと、今の自分の持てるリソースをもうあと数割、いや何倍にも花開かせる力が私たちひとりひとりに備わっていると信じられるようになっていくのです。

上司と部下、教師と生徒の関係、親と子の間でも、この視点はとても大事だと思います。この本を通して、

根本的な人との接し方、そして自分自身の受け止め方を学んでいくことができるかと思います。

何気ない日常生活を大空を舞う鳥のように新しい視座で俯瞰することで、毎日が癒しと光により満ちたものとなっていきますように。そしてこの本が一人でも多くの方の手に届くことを祈りつつ2014年最後のブログとさせて下さい。米国から英国へ引越し、多くの方々にお世話になった年でした。皆様有難うございました。引き続き2015年もどうぞ宜しくお願いいたします。