第19回 助産師さんもっといけー!

幼い子どもを連れてやってきたスコットランド。

思いもかけず、大学院生となり真剣に学問する学生たちに混じり、しのいでいる。

ジャパニーズ・ママ院生、気合を入れるために髪を思いっきりショートカットにした。

情けないほど自分にかける時間がない。

髪を洗う時間が惜しいからだ。

今は子育てと学ぶことに必死~

でも、1学期を終えてみて驚いたのは、昔大学で勉強したことが何一つ無駄ではなかったということだ。

医療人類学といっても、社会学、人類学も学ばなければならないので、当然マルクスのおさらいもするし、哲学にも触れる。

再びニーチェやフロイトを読むことになる。

理論の授業でミルチャ・エリアーデまで出てきたときは、本当にびっくりした。

宗教学者エリアーデの神秘哲学というか、「一瞬の中の永劫」という時間への捉え方の当時としての不思議さを思って、学生時代に面白く読んだのだ。

なーんだ、人生みーんな意味があるんだ。

そうあらためて実感した。

母乳育児が政権によって変化?

エジンバラ大学の医療人類学での『癒しと健康』という名の一学期の必須科目では、母乳育児がいかに、時代の政権によって、変化を受けるものかについてディベートをした。

私は英語がまだ上手く話せないので、ひたすら聞き手に徹するだけだが、学生同士のやりとりはなかなか面白い。

さすがに女性軍は盛り上がり、テンポよく発言していても、男子学生は会陰切開という単語すら知らない人も多い。

しかし、戸惑いながらも、まっすぐな目線で質問し続けていた男子学生たちの多かったことが新鮮だ。

教授も、鋭い指摘にたじたじ

もうひとつの『健康と病理への社会学的アプローチ』のクラスでは、クラスメートのドイツ人の助産師さんや、スコットランド人の看護婦さんが、ものすごい迫力で授業をリードしていた。

教授ですら、彼女たちのお産に関する鋭い指摘にはたじたじだ。

私は内心、「もっと語ってくれ〜!!!」と助産師や看護師の彼女たちに向けて拍手喝采をしていた。

それにしても。。。

今年の1月には、スコットランドに住むことも、ましてや勉強を再開することも、夢のなかにも思わなかった。

それが12月には1学期の授業をすでに終えているだなんて、人生ってほんとうに不思議だらけだ。

知りたいことは、妊娠を通して見つかった

もちろん今の私は、駆け出しもいいところで、偉そうなことは何ひとつ言える立場ではない。

けれど、もしかすると、自分の知りたいことさえ分かれば、紆余曲折はあっても、道とは自然とつながっていくものなのかもしれない。

私の場合、知りたいことは、妊娠〜出産〜子育てを通して見つかった。

つまり、娘が教えてくれたようなものだ。

だからこそ、娘のためにも今学べることをしっかり学んでおきたいと思う。

この1年、本当にいろいろと考えさせられることが多かったけれど。。。

だって、日本を離れるのが辛かったから。

でも表向きには挫折のようで、実は未来への確かな一歩になってくれていたりと、見方によって目の前の出来事はいくらでも変容する。

一見華やかな出来事が、虚しく感じられることもあったり。

そして、

それらすべてのことには意味があったのだ

そう、やっぱり私には思えてくる。

さあ!

肩の力を抜いて、

大きく深呼吸して、

これからも自分を信じてゆったりマイペースで進もうっっと。

♪メリークリスマス & ア・ハッピー・ニューイヤー♪

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お読み下さりありがとうございました。

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ちなみに↓文化人類学的に観ても面白いお産時のセックスについてYouTube動画アップしました〜!チャンネル登録してご視聴くださると嬉しいです♪

「短い滞在で本当にたくさんの出会いが!」ドゥーラのつぶやき@パリ

今日は晴天のパリです~。
おげんきでいらっしゃいますか。ノマドゥーラこと木村章鼓です。フランス発信のドゥーラ便りをお読みくださりいつも有難うございます。夏号からすっかり時間が空いてしまいましたが、少しだけ後半でその言い訳を書きましたので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

お陰さまで2018年夏の日本でのイベントはどの会も大盛況で、本当にたくさんの方々との新しいご縁を頂きました。お礼が遅くなりましたが、あらためまして本当に有難うございました。具体的には、‘世界に広がるドゥーラの環’をテーマに掲げ、以下のスペースにお邪魔いたしました。

 

━東京ウィメンズプラザでのドゥーラシップジャパン主催のお話会

━毎日新聞社内の「毎日メディアカフェ」での講演会

━慶応義塾大学医学部のある信濃町キャンパス考養舎での「患者学」でのゲストトーク

━横浜の「Umiのいえ」でのトーク

━ドゥーラ研究、岸利江子先生(筑波大学)をはじめとする先生や学生さんとのランチ会

━「らくだの会」プライベートサロン@川越

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お話会では大抵まあるく輪になります。

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毎日新聞2018年8/23(木)の朝刊に載りました

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数年ぶり2回目の慶応義塾大学では再会が多くて嬉しかったです

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ラクダの会@川越の皆さん、呼んでくださいました〜

 

と、ざっと挙げただけでも短い間にさまざまなスペースで、たくさんの方と出会うチャンスを頂きました。呼んで下さり本当に感謝しています。加えて、「らくだの会・ヒューストン」のオフ会や「子育てサロン・どんぐり」のオフ会なども企画して頂いたので、この夏にドゥーラ関係だけで200名以上の方と新たに出会いました。中には飛行機や新幹線ではるばる地方から聴きに来て下さったという参加者も数名いらっしゃいました。「アキコさんのお話のためだけに上京しました。今日はもう遅いので東京に泊るんです」という方と毎日新聞社からメトロ東西線乗り場へ行くエレベーターで乗り合わせ、その方(まだ小さい子のお母さん!)の行動力に本当に感激しました。次回は私の方からその方のお住まいの県まで飛んで行きたい!と思っています。

 

さて、その後パリに戻ると、翌週からイギリス人家族、イタリア人家族、オランダ人家族、と旧友たちが次から次へと子連れでパリに到着し我が家に滞在していきました。新学期がはじまったとたん、子どもたちの通うインターでは大役を仰せつかったりと、これまた連日とんでもなく忙しい日々で、、、。その間にも、しあわせバース@パリの定例イベントとは別枠で、スペシャルイベントを4回(聞香の会、祖母のコンサート、サアラさんのお話会、池川明先生の映画上映やサアラさんとのトーク)も企画やお手伝いで関わっていました。

 

‘祖母のコンサート?’そう、なんと92歳になる祖母が母と一緒にはるばる日本から来ていたのです。45日間我が家に二人で滞在し、パリを満喫してようやく昨日、成田へ向けて飛んで行きました。その45日間の滞在中に、祖母の趣味であるハーモニカのミニコンサートを孫からの贈り物としてオーガナイズしたのです。協力して下さったのは、パリを拠点に活躍するハーモニカ奏者のナミ(宮田奈美)さんと、ロンドンから駆け付けて下さった歌手のマヒューズ雅子さん。25名定員のところ満席御礼でしたが、素敵な歌声と、ナミさんのプロ演奏のおかげで盛り上がり、思い出に残るとても楽しい会となりました。

 

脱線しましたが、

学校と、家族と、仕事と友人。

そこにプラスして、楽しいことは絶対に削らない!という部分が非常にハッキリしているために、朝晩のプチエクササイズやワイン会やお食事会、アート鑑賞や観劇などの時間は削らない私。ということで、パリ生活1年が経ち、交友関係が広がれば広がるほど誘われる機会も10倍に増え、流れるがままにしていたら、、、

 

ブログを書いている時間、気づいたら全くなくなっていたんです。

 

9月の新学期からのスケジュール帳を見て、つくづく自分はタイムマネージングに工夫が必要であることを痛感しました。こんなに書くことも読むことも下手なのに、そんな私にも文章を査読して欲しいとか、翻訳&通訳して欲しいとか、海外生活が長いとあるんですね。大事な人から頼まれると、基本的によっぽどのことがない限り断れないタイプなので、それらも引き受けてしまうと、ついつい一日を24時間で計算せずに29時間くらいで計算している自分がいます。40歳くらいまでは夜更かしが効いたのですが、今は少なくとも5時間しっかり眠らないと翌日が潰れてしまうので、今年からは夜中の1時には眠りにおちていることを目標に生活しています。だって、やることがどんどんたまっていき。。。アップアップして首が回らなくなったら悪循環ですもんね。

 

で、ブログがポツンと取り残されてしまった。。。

 

ブログを書くことが「楽しくない」というわけでは決してないんです。「文章にするのが下手な自分にとって、ブログを書くことはとても大きなこと」というだけです。大事だからこそ、ちゃんと落ち着いてパソコンの前に座って、時間をかけて、となると、まとまった時間がなかなかとれない。

 

ただ、それも実は、現在見直し中です。このまま真剣な気持ちで向き合ってブログをアップしていたら、日々感じていること、ささやかな出来事のシェアができません。過去のブログ文章を読み直していても、考え過ぎていて、書きたいことをストレートにはなかなか書けていない気がします。2018年に終わりを告げる今、2019年からは、素の自分でもっと気楽に書いていけたら、と思っています。でもやっぱり無理かな。。。どうかな。。。

 

フェイスブックでは、日々のイベントの最新情報や、家族の写真も載せますし、かなり自分的には気楽に開示していますので、よろしければメッセージを添えてお友達リクエストして下さい。インスタグラムは遅ればせながら始めたばかりなので、本当にこれから少しずつ、という感じです。

 

それから、いつもブログをお読み下さっている方に告白します。夫の転勤でパリに来て以来、産前産後のドゥーラケアは新規でお引き受けしていても、バースドゥーラの活動自体は大きくスローダウンしています。理由はフランス語ができないためです。四捨五入するとアラフィフの私が、自分自身の動機ではなく、夫に連れ添って移住し、新しい言語を習得するというのは思った以上に大変なことでした。週に数回、語学クラスに通ってみても、一年経って、なかなか結果がついてきません。ドゥーラになって以来、スコットランド(エジンバラ)、アメリカ(ヒューストン)、イギリス(ロンドン)と、ロシア以外はトータル10年以上ずっと英語圏に住めたことがどれだけ幸運だったか、失ってみて初めて分かりました。

 

心細い分娩中をサポートしてくれるバースドゥーラが、もしフランス語がさっぱりで、現地スタッフ達とコミュニケーションがとれなかったら産婦さんも心配ですものね。ですので、最初から私ははっきり「まだ引き受けられません。本当にごめんなさい。」と毎回丁重にお断りしています。アメリカン・ホスピタルなど、英語ですべてOKというお産に限ってお問い合わせに応じているという状況です。

 

そんな中、フランスでお産に立ち会えない代わり、というのではないのですが、これまで数々のZOOMでの勉強会に参加し、私もこれからはZOOMなどを使ったスタイルで、女性の‘女神化’を応援するサポートを提供させて頂けるタイミングに入った感があります。

 

2019年始動で、今後フェースブックなどを通じて皆様にも御案内させて頂けることになるかと思います。

 

ふりかえると2018年も忙しい一年でしたが、

子どもたちが元気。家族や友人がみな笑顔、それにつきます。。。

どうぞ皆様にとっても、来年はさらなる飛躍の年となりますように。。。

 

定期的に届けられないブログに毎回お付き合い下さり、いつも本当にありがとうございます。お一人お一人に伝えられないのがもどかしいですが、心の中は皆様への感謝の気持ちでいつもいっぱいです!