産前・産中・産後に寄り添うバースドゥーラ

木村 章鼓です。

いよいよ令和元年になりますね。ハーモニカの上手な祖母は「令子さん」なのですが、その祖母を中心にみんなが和合して、家族、親族とこれからも仲良く過ごしていきたいね。。。と話しています。

IMG_2286【春・私たちも植物に抱かれている珠のひとつ】

さて、4月に入ったとはいえ、ヨーロッパの朝晩はそれなりに寒いです。足湯好きの私に育てられた子どもたちは、真冬であれば毎日のように、「おかーさーん足湯する~」とか、「湯たんぽ入れて」などと自分たちからリクエストするのですが、春は、油断すると風邪をひいてしまう季節です。

「暑いからTシャツでいい」なんて言う高校生の娘のふくらはぎから足先までを触ってみると今日も冷えています。大人たち同様、現代はコンピューター使用の宿題が増えてきたせいで、同じ姿勢でのパソコン作業により子どもたちも血のめぐりが悪いのですね。

でもそこは若さ。娘は大好きなKポップで数曲踊れば全身が火照ります。小学生の息子は脚を両手でゴシゴシさすってあげるとポッと種火がつき、一気に熱くなります。息子の方がカーッと熱くなるまでの時間が高校生よりもっとずっと早く、寝かしつけのタイミングであればすとんと眠りに落ちてくれます。

ですので、私が自身の体温管理に一番手間暇かけているかもしれません。靴下3枚重ねて室内履き。そうやって足首を守り、軽く汗をかけるエクササイズもサボりつつも頑張っています。ネルコットンの腹巻きもして、不定期にひまし油シップをしたり、ビワの葉エコナプキンを使ったりと、いいものを取り入れる気合だけは人一倍です。

食生活では、できるだけ玄米7割のご飯を頂くようにして、パンケーキを焼く時は砂糖をいれない回数を多くして、上から蜂蜜をかけて頂きます。クッキーの粉にも全粒粉に対して一割近く、からだを温める葛粉も混ぜますし、オートミールの粥にもショウガを入れたり、自家製甘酒を飲んだりとできる範囲内で日々努力しているつもりです。

私が体温について日々あれやこれやと工夫をするのはなぜでしょう?

それは、パリが東京よりもずっと不衛生だからです。通称ガストロなどに罹りやすいので、自己免疫を高め、体温だけは高めに保っておきたいという理由がしっかりあります。実際に、下半身を温めることがどれだけ重要かを思い知らされた体験がありますのでご紹介しますね。

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【毎日植物から教えてもらっていること。今のここで、生命力にゆだねる!】

一年ほど前のこと。しゃがむと背中が出てしまうようなセーターを来て、せっせと訪問ドゥーラをしていました。妊婦さんに向けては出産への準備や養生について、そして産後の方には赤ちゃんとの過ごし方や授乳育児ケアなどをさせて頂いている身にもかかわらず、日々の生活に流されていた当時、自分の腰回りがここ数日冷えているなぁと気遣ってあげられていない時期がありました。

ある日の夕方、「なんだか異様に寒い。。。」と感じた矢先、キリで軽く突かれたような最初の一撃が。それは訪問ケアを終え靴を履いた瞬間でした。そのまま、まったく症状のない状態からわずか30分ほどで一気に悪化し、あと地下鉄ひと駅で我が家という地点で血尿を流してしまったのです。幸い黒いズボンをはいていて、量も車内の床を汚すほどではなかったのですが、人目を避けながら一人這うようにして電車を降りました。腸のねじれるようなあまりの痛みに何度も倒れそうになりながら玄関に辿りつきましたが、目の前がかすんで本当に大変でした。駅の目の前に住んでいて本当に良かった、、、とこの時ほど思ったことはありません。

「突発性膀胱炎」に罹ったと早い時点で知ることができたのは、私の帰宅時間に合わせて遊びに来て下さった友人のおかげです。あまりの痛みで、約束をキャンセルすることすら思い浮かばず玄関でぐったりしていた私を、何も知らずに到着した中村淳子さんが介護し、その後、急患で運び込んで救って下さったのです。この巡り合わせには心の底からの感謝で、今思っても天の計らいとしか思えません。

さすがは何十年とエールフランスで飛んでいらした淳子さん。見事な司令塔となって、うちの娘と連携しながら布団を何枚も私にかけつつ病院に予約を入れ、真っ赤な尿で7-8分おきにトイレへ這っていた私の下腹部を根気強く湯たんぽで温めるように娘に指示してから、自らはコートを羽織り、私に代わって病院の列に並んで下さったのです(フランスでは急患でもよっぽどの状態に‘見えない’限り待たされます)。

後から思えば、一番役立ったのが下半身を徹底的に温めることでした。複数の湯たんぽを次から次へと娘が用意してくれたのですが、湯たんぽの熱は私の腹部へと移行してどんどん冷めていきます。あり得ないスピードで次から次へと湯たんぽの選手交代。。。

自分が一体どれだけ冷えきっていたのかと愕然としました。

そうやって、診療前に湯たんぽでとことん温める事ができていたことは不幸中の幸いでした。列に並ばずに済んだおかげでギリギリまで自宅でも休めました。診察へも湯たんぽ持参でしたが、すべては淳子さんのおかげです。温めるだけであれだけ酷かった痛みが和らぎ、気持ちは不思議なくらいどんどん落ち着いていきましたから。しかも、嬉しいことに、抗生物質を飲まずに約2週間で完治できたのです! 飲まなかったなんて信じられないと思われるかと思います。確かに、調べてみると、急性膀胱炎は抗生物質を使うのが一般的です。

実は私には、以前スコットランドに住んでいた時に、たった一粒の、咽頭炎のために処方された抗生物質によって、酷い吐き気に襲われ、全身がガクガクと震えながら真夜中のトイレで気を失うというとても怖い体験があります。私は174センチの大柄なのですが、この私が小さな錠剤によって死ぬような思いを味わったのです。どのような薬剤であっても副作用のないものはないと思え、とは頭では知っていたものの、あの晩以来、‘教訓’に変わりました。幸いにも意識が戻ったおかげで今の自分がある訳で、抗生物質とは本当にパワフルで救命に役立ちながらも、一方、それ強力さゆえに、恐ろしいものだと認識しています。

そんな経緯があるために、膀胱炎に効くクランベリージュースの原液を大量に飲み、常時適温に下半身を温めながらトイレに通いつづけることで、腸内細菌の多様性を減らさないようにしながら時間をかけて治す方を選んだのです。

繰り返しになりますが、丁寧に下半身を温めることで免疫が高まることはもちろんですが、自分の気持ちが落ち着いていくということも、治癒に向けてとても大事な要素だと痛感しました。これまでドゥーラとしてお産に立ち会う時には必ず女性の下半身を温めて差上げてきました。そこへもってきてこの実体験です。おかげさまで「温め続ける事は気持ちを落ち着けることなんだ!」と深く理解できました。

例えば、イギリスでエストニア人一家のホームバースに立ち会った時には、「もっと熱々がいい!」という産婦さんからの強いリクエストに答えて、NHS(国民医療保険)から配属された助産師さんの見守る中、30分おきくらいに湯たんぽのお湯を取り替えたこともあります。言葉や文化が異なっても古今東西、お産の時には下半身を温めることを大切にしてきた女性たちの知恵を感じました。その方はパワフルに元気な赤ちゃんを産みましたが、やはり血を温めることは、気の流れというか、気力を高めるのだということも学びました。

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【私の大切にしていること。今に感謝すること。「ここ」を味わうこと】

私たちの身体の中では、血液と気とが絶えずゆるゆるとまわっています。爪や、骨肉、そして髪の毛を育むのが血液の仕事。冬場や季節の変わり目はそのバランスをとりにくいんですね。

10年以上前、妊産辱婦向けの中医学講座を受講していた時に、単に「血」といっても、漢方医学と西洋医学ではその意味はかなり違うのだと教わりました。腸内に潤いを与えてくれたり、トイレにいきやすく促してくれたり、全身の関節たちが潤滑に動いてくれるように幅広い仕事をしているのが中医学でいう血なのだよ、と。

その血は健康であれば、皮膚や眼球の表面を潤す栄養になったり、筋肉を動かしたり、考えたりするエネルギーとして本来の「血」の働きを確実にこなしてくれる。

ちゃんと循環していれば、のぼせないように、寒くならないように、絶えず全身の体温調整もしてくれている。

精神的にもほっこりとした安定感を保ってくれたり、イライラしにくくなったり、血が全身をスムーズに廻ってくれているおかげで、私たちは健康に生きていられる。

でも、忙しくて睡眠を十分にとれていなかったり、栄養が摂取できていなかったり、適度に体を動かせていなかったり、シャワーだけの日が続いていたりでその流れが停滞すると、まず腰痛気味になるのが多いパターンです。

肌がくすみ、頭痛や肩こりとネガティブ症状のオンパレードが続き、眠りたいのに寝付きにくくなったり、血がドロドロとなってくると血管がつまって高脂血症になり下肢静脈瘤にもなりかねない。最悪は、訳もない不安感が増したり、まさに気力に大打撃を与えます。

春の毒だしとは言ったもの。季節が暖かくなっている今のような時期こそ、心身に溜め込んでしまった不必要なものや感情を血や気のめぐりに乗せて解かせるチャンスでもあります。できるだけ油断をせずに下半身を温めることで緩ませ続け、全人的にみて流れの滞らない体づくりをしていけたらいいですね。

ママ達の集い

【女性たちが集まる度に感じる。そこが特別の聖地になることを。。。
近頃の私は‘モダン魔女’を目指しています!】

<お知らせ>
これまでほぼ毎月のように、これから産む方、すでにお母さんのフランス在住者のために楽しい企画を提供している『しあわせバース@パリ ~妊娠・出産サポートネットワーク』

ですが、お陰さまで少しずつ確実にパリのお母さま方に浸透してきました。

https://shiawasebirth.wixsite.com/paris?fbclid=IwAR3005dKbmhjb2BvXZkdSeCG3uPxsTc8t8Me7Ne4QE6nHk9dNwSiGb3miIs

今月からは、さらに、『Himemama Paris』というママ支援コミュニティーの代表としても活動し始めました。『しあわせバース』よりも習い事や文化的、芸術的な要素の強い活動です。生まれたてですが、今後、多くのファミリーを繋ぐ懸け橋になっていけたら幸いです。

この夏は一時帰国しますが、再びドゥーラシップジャパンでもお話会が開催されます。

日本のドゥーラたちの拠点となっているドゥーラシップでは、活動に共感して下さるシップメイトを常時募っています。

https://www.doulashipjapan.com/aboutus

上記、3つのオフィシャルサイトは頻繁には更新されていませんが、フェースブック上では活発に活動している、もしくは活動していく予定ですので、よろしければフォローをお願いいたします♪

みなさまからの「イイね!」をお待ちしています。

いつも拙い文章をお読みください、本当にどうもありがとうございます!

木村章鼓  ノマドゥーラ ウェルネス in Paris
https://nomadoula.wordpress.com/

「短い滞在で本当にたくさんの出会いが!」ドゥーラのつぶやき@パリ

今日は晴天のパリです~。
おげんきでいらっしゃいますか。ノマドゥーラこと木村章鼓です。フランス発信のドゥーラ便りをお読みくださりいつも有難うございます。夏号からすっかり時間が空いてしまいましたが、少しだけ後半でその言い訳を書きましたので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

お陰さまで2018年夏の日本でのイベントはどの会も大盛況で、本当にたくさんの方々との新しいご縁を頂きました。お礼が遅くなりましたが、あらためまして本当に有難うございました。具体的には、‘世界に広がるドゥーラの環’をテーマに掲げ、以下のスペースにお邪魔いたしました。

 

━東京ウィメンズプラザでのドゥーラシップジャパン主催のお話会

━毎日新聞社内の「毎日メディアカフェ」での講演会

━慶応義塾大学医学部のある信濃町キャンパス考養舎での「患者学」でのゲストトーク

━横浜の「Umiのいえ」でのトーク

━ドゥーラ研究、岸利江子先生(筑波大学)をはじめとする先生や学生さんとのランチ会

━「らくだの会」プライベートサロン@川越

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お話会では大抵まあるく輪になります。

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毎日新聞2018年8/23(木)の朝刊に載りました

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数年ぶり2回目の慶応義塾大学では再会が多くて嬉しかったです

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ラクダの会@川越の皆さん、呼んでくださいました〜

 

と、ざっと挙げただけでも短い間にさまざまなスペースで、たくさんの方と出会うチャンスを頂きました。呼んで下さり本当に感謝しています。加えて、「らくだの会・ヒューストン」のオフ会や「子育てサロン・どんぐり」のオフ会なども企画して頂いたので、この夏にドゥーラ関係だけで200名以上の方と新たに出会いました。中には飛行機や新幹線ではるばる地方から聴きに来て下さったという参加者も数名いらっしゃいました。「アキコさんのお話のためだけに上京しました。今日はもう遅いので東京に泊るんです」という方と毎日新聞社からメトロ東西線乗り場へ行くエレベーターで乗り合わせ、その方(まだ小さい子のお母さん!)の行動力に本当に感激しました。次回は私の方からその方のお住まいの県まで飛んで行きたい!と思っています。

 

さて、その後パリに戻ると、翌週からイギリス人家族、イタリア人家族、オランダ人家族、と旧友たちが次から次へと子連れでパリに到着し我が家に滞在していきました。新学期がはじまったとたん、子どもたちの通うインターでは大役を仰せつかったりと、これまた連日とんでもなく忙しい日々で、、、。その間にも、しあわせバース@パリの定例イベントとは別枠で、スペシャルイベントを4回(聞香の会、祖母のコンサート、サアラさんのお話会、池川明先生の映画上映やサアラさんとのトーク)も企画やお手伝いで関わっていました。

 

‘祖母のコンサート?’そう、なんと92歳になる祖母が母と一緒にはるばる日本から来ていたのです。45日間我が家に二人で滞在し、パリを満喫してようやく昨日、成田へ向けて飛んで行きました。その45日間の滞在中に、祖母の趣味であるハーモニカのミニコンサートを孫からの贈り物としてオーガナイズしたのです。協力して下さったのは、パリを拠点に活躍するハーモニカ奏者のナミ(宮田奈美)さんと、ロンドンから駆け付けて下さった歌手のマヒューズ雅子さん。25名定員のところ満席御礼でしたが、素敵な歌声と、ナミさんのプロ演奏のおかげで盛り上がり、思い出に残るとても楽しい会となりました。

 

脱線しましたが、

学校と、家族と、仕事と友人。

そこにプラスして、楽しいことは絶対に削らない!という部分が非常にハッキリしているために、朝晩のプチエクササイズやワイン会やお食事会、アート鑑賞や観劇などの時間は削らない私。ということで、パリ生活1年が経ち、交友関係が広がれば広がるほど誘われる機会も10倍に増え、流れるがままにしていたら、、、

 

ブログを書いている時間、気づいたら全くなくなっていたんです。

 

9月の新学期からのスケジュール帳を見て、つくづく自分はタイムマネージングに工夫が必要であることを痛感しました。こんなに書くことも読むことも下手なのに、そんな私にも文章を査読して欲しいとか、翻訳&通訳して欲しいとか、海外生活が長いとあるんですね。大事な人から頼まれると、基本的によっぽどのことがない限り断れないタイプなので、それらも引き受けてしまうと、ついつい一日を24時間で計算せずに29時間くらいで計算している自分がいます。40歳くらいまでは夜更かしが効いたのですが、今は少なくとも5時間しっかり眠らないと翌日が潰れてしまうので、今年からは夜中の1時には眠りにおちていることを目標に生活しています。だって、やることがどんどんたまっていき。。。アップアップして首が回らなくなったら悪循環ですもんね。

 

で、ブログがポツンと取り残されてしまった。。。

 

ブログを書くことが「楽しくない」というわけでは決してないんです。「文章にするのが下手な自分にとって、ブログを書くことはとても大きなこと」というだけです。大事だからこそ、ちゃんと落ち着いてパソコンの前に座って、時間をかけて、となると、まとまった時間がなかなかとれない。

 

ただ、それも実は、現在見直し中です。このまま真剣な気持ちで向き合ってブログをアップしていたら、日々感じていること、ささやかな出来事のシェアができません。過去のブログ文章を読み直していても、考え過ぎていて、書きたいことをストレートにはなかなか書けていない気がします。2018年に終わりを告げる今、2019年からは、素の自分でもっと気楽に書いていけたら、と思っています。でもやっぱり無理かな。。。どうかな。。。

 

フェイスブックでは、日々のイベントの最新情報や、家族の写真も載せますし、かなり自分的には気楽に開示していますので、よろしければメッセージを添えてお友達リクエストして下さい。インスタグラムは遅ればせながら始めたばかりなので、本当にこれから少しずつ、という感じです。

 

それから、いつもブログをお読み下さっている方に告白します。夫の転勤でパリに来て以来、産前産後のドゥーラケアは新規でお引き受けしていても、バースドゥーラの活動自体は大きくスローダウンしています。理由はフランス語ができないためです。四捨五入するとアラフィフの私が、自分自身の動機ではなく、夫に連れ添って移住し、新しい言語を習得するというのは思った以上に大変なことでした。週に数回、語学クラスに通ってみても、一年経って、なかなか結果がついてきません。ドゥーラになって以来、スコットランド(エジンバラ)、アメリカ(ヒューストン)、イギリス(ロンドン)と、ロシア以外はトータル10年以上ずっと英語圏に住めたことがどれだけ幸運だったか、失ってみて初めて分かりました。

 

心細い分娩中をサポートしてくれるバースドゥーラが、もしフランス語がさっぱりで、現地スタッフ達とコミュニケーションがとれなかったら産婦さんも心配ですものね。ですので、最初から私ははっきり「まだ引き受けられません。本当にごめんなさい。」と毎回丁重にお断りしています。アメリカン・ホスピタルなど、英語ですべてOKというお産に限ってお問い合わせに応じているという状況です。

 

そんな中、フランスでお産に立ち会えない代わり、というのではないのですが、これまで数々のZOOMでの勉強会に参加し、私もこれからはZOOMなどを使ったスタイルで、女性の‘女神化’を応援するサポートを提供させて頂けるタイミングに入った感があります。

 

2019年始動で、今後フェースブックなどを通じて皆様にも御案内させて頂けることになるかと思います。

 

ふりかえると2018年も忙しい一年でしたが、

子どもたちが元気。家族や友人がみな笑顔、それにつきます。。。

どうぞ皆様にとっても、来年はさらなる飛躍の年となりますように。。。

 

定期的に届けられないブログに毎回お付き合い下さり、いつも本当にありがとうございます。お一人お一人に伝えられないのがもどかしいですが、心の中は皆様への感謝の気持ちでいつもいっぱいです!

 

 

パリの第一弾

イルミネーションの美しいパリの12月。振り返るとタンクトップにサンダルで過ごした夏の終わりからわずか数カ月というのにこの寒さ。厳寒の1-2月は一体どんなものでしょう。初めて味わうパリの寒さにへこたれず、前向きに満喫していきたいです。

さて、ロンドンからパリに移り住んだ最初の数カ月間は、思えば本当にいろいろなことがありました。生まれて初めて急性膀胱炎になってしまったり、インターネット工事の予約待ちで、約2カ月ほど新居がネット未接続だったりと大変なことが多いながらも、同時に、あまりに新生活は新鮮で面白く、また、めまぐるしい程の忙しさのなか、‘こんなに楽しくていいの?’という戸惑いも手伝い、文章にまとめられずにブログ更新できないほどだったんです。

具体的には、子どもたちの新学期が9月に始まり、新しいそれぞれの学校に馴染もうと‘今’の‘ここ’を味わっているうちに、次のイベントがドカーンとおとずれ、それを噛みしめていると、また新たな驚愕があり、、、と、ひとことで言い表すなら出会いに満ちた、あるいは(ヘミングウェイの言葉を借りるなら)‘移動祝祭日’のような、もしくは、人生のご褒美を頂いているようなパリの秋でした。

もし定期的にアップしていたら、ついに赤ワインに目覚めました!とか、老舗のチョコレート屋めぐりをしてきましたとか、オペラ座でバレエを観て軽く食事をして帰宅したら真夜中になっていました、とか勢いにまかせて書いていたかもしれません。でも、、、それでは、何を食べたかとか、何を観たかの報告書になってしまっていたかもしれません。

人生のご褒美タイムを味わいたい、でも、世界中の授乳中のママさん御免なさい!!!という気持ちもどこかにありました。産前産中産後ドゥーラのくせにフランスに来て以来、毎日何をやっているんだっ、と今の自分を責める気持ちが出てくることも正直多かったのです。

それにしても、今日まで本当によくやってきたよなぁという自分へのねぎらいの言葉が素直に湧いてきます。折しも夫の勤続25周年で、ささやかな社内セレモニーがあったばかりで感慨深くなっているところなのですが(感傷的な書き方ですみません!)、この四半世紀を振り返ってみると、学生時代から海外に出ていた自分としては、外国生活に対する免疫のあるつもりでしたが、思いもよらぬ時期に思いもよらぬ国へ夫が転勤になり、家族で移動する度に、新しい土地で根を張ろうと頑張り続けることは無茶苦茶大変なことだと感じてきました。

だからといって、「自分はほんの一時の異邦人だから」と割り切った姿勢でいると、あまり面白みがありません。だからこそ、アラビア語やロシア語、マレーシア語など土地の言語に挑戦して現地の方とコミュニケーションしたいと自分なりにやってきたつもりなんです。でも、土地を去ると覚えた単語は完全に忘れてしまいました(笑)!実際にどの国での生活も毎日が気づきを与えてくれる素晴らしい体験でした。ただ、いつも最終的には別れが待っている生活。「一期一会」を胸に刻み、引っ越しのたび、お世話になった皆さんに感謝の気持ちをお伝えしてその国を去ると、こころをこめて描いてきた砂絵曼陀羅が一気に掻き消えてしまうような寂しさを感じていました。

そんな中でも、第一子の妊娠により医療人類学という学問と出会い、さらには、エジンバラ→サハリン→ヒューストン→ロンドンと移動しながら一貫して継続してきたバースドゥーラの地道な活動が軌道に乗ったことは余計に嬉しく感じられたものです。

そこにきて今回の転勤です。再び英語の通じない国に行くなんて!と、引っ越しの直前はUKのブレクジットの是非を問う選挙が開票されたばかりで気分も落ち込みがちでした。ところが今、フランスに住むようになって、本当に、自分でもまったく不可解なほど日々の生活を愛おしく思いながらパリ時間を大事に味わっています。

25年前に初めて来て以来、訪れたことは何回もあったのですが、フランスに住むことにはなぜか抵抗がありました。夫は仏系企業勤務だというのに、長期出張に同行してパリにしばらく滞在した時にも、いつか住みたいとはまったく思いませんでした。

しつこいですが、それが今では、自分でも驚くほど楽しんでいるのですから、人生は本当に不思議なものです!唯一言えることがあるなら、起きるすべてのことにはタイミングがあって、私にとっては、今がフランスを楽しむ人生の季節だということでしょうか。この人生のとある季節に「ありがとう」と純粋な気持ちで言えたらずいぶん楽になるものです。

20年くらい前に、母方の祖母が「ツキを呼ぶ魔法の言葉」(著:五日市剛)という小冊子を私にプレゼントしてくれたことがありました。いつでもどんな時でも「ありがとう」の気持ちを忘れずに、ということがその本では繰り返されていました。私がどんな国へ行っても、どんなに大変でも、曲がりなりにもこれまで楽しんで生きてこられたのは、両親、親族、友人たちはもとより、孫を常に思いやるその祖母のあたたかい想いのおかげ、また、彼女がくれた本のメッセージに励まされてきたからだと感じます。

日々「ありがとう!」と繰り返しているだけで実際にパリでも起きていることとして、何があるかなぁと挙げてみると、夏に引っ越し、まだ家も決まらずホテルに仮住まい中だというのに、連日、偶然が次々に重なって、パリで生きる素敵な日本人マダムたちにカフェやレストラン、公園、図書館などで次々と出会っています。信じられないような経歴をお持ちの魅力的な彼女達からバトンリレーのように生きた知恵が言葉を超えてどんどん伝わってきました。

いい遊覧船のナイトツアーがあるからとセーヌの河下りに誘って下さった淳子さん。エールフランス航空で何十年も世界の空を飛んでいた彼女が、夜の闇に浮かびあがるアンバリッドや、ルーブルを見上げながら、「何年住んでいても、パリを知った気にはならない。いつも新鮮な驚きを与えてくれるの」と語る時、私は自分が長年パリを知った気になっていたことをとても恥ずかしく思いました。同時に、その瞬間に自分の中のスイッチが入って、「もっと謙虚になって、今のパリを存分に楽しもう!」というモードに切り替わりました。長年のパリジェンヌ生活で彼女たちの培ってきたデータベースは、凄かった。ガイドブックにも載っていない、インターネットでも探しだせないような、口コミベースの貴重な情報や数珠のストーリーの宝庫です。

そんな新しい地元の友人、学校のママ友、同じ会社の奥さん達、そしてフランス人パリジェンヌたちにサポートされながら、また素敵に触発されながら、発見と喜びと反省に満ち、日本語でもフランス語でも英語でも、「ありがとう!」と「ごめんなさい!」(「メルシー!」と「デゾレ~!」)を交互に連発しているようなせわしない毎日です。

そのほか、週3で通っているフランス語教室(週2回文法で、最近になって会話も週1で始めました)はもちろんのこと、美術館巡り、パティスリー教室にワインの会、そして史学博士と共にパリの路を歩いて、それぞれの地区の歴史を知っていくウォーキングツアー。

連日たくさんの魅惑的なお誘いがあり、これらに参加するだけで平日、子どもたちのいない時間帯は毎日必ずなにか予定が入っていることになります。さらに子育て支援関係のお友達の活動を手伝ったり、子どもたちのそれぞれの小中学校での季節のイベントやPTA活動など、メトロの定期券を片手にパリ中あっちこっち走りまわっています。

なかでも、出産ドゥ―ラとして一番楽しんでいるのは毎週月曜にモンパルナスで行われているガスケアプローチのエクササイズのグループレッスンです。実際に続けてみて、とても効果のあるエクササイズだと思いますので紹介させてください。

日本人の助産師さん、シャラン山内由紀さんのお便りからそのまま拝借すると、フランスのペリネケアの第一人者であるベルナデット・ド・ガスケ医師は、「ペリネの保護は重力や腹圧との戦いである」と述べ、包括的な身体アプローチである「姿勢と呼吸からのド・ガスケアプローチ(通称ガスケアプローチ)」を開発、発展させてきました。身体に備わったバイオメカニクスを尊重した姿勢と呼吸からのアプローチは、ペリネ(骨盤底筋)のリハビリテーションという特殊な分野だけでなく、周産期(妊娠、出産、産褥)やスポーツ、日常生活の誤った動作などの弊害からペリネや腰背部を保護する方法として様々な分野に適応されています。正しく的確な姿勢をとることで生理的な呼吸となり、全身の筋緊張のバランスを整えたり、消化や循環といった身体全体の生理的機能を助長していくことのできるのがガスケアプローチの特徴なのだそうです。

この数ヶ月間、私もシャランさんの講座のおかげで、骨盤とぺリネを常に意識した生活を送るうちに、自分の呼吸法が確実に変わってきた気がしています。息をはき始めるタイミングで、しっかりとぺリネに意識を向け、ぺリネを労わる術が少しずつ身についてきたのかもしれません。

一緒に参加しているお仲間は、通い始めたとたん便通がいきなりよくなったと皆さん心底驚いています。心底、というのは、初回受けた日から便通がよくなり、かといって、ガスケセンターで行ったことといえば、とても楽な運動であった。そんなソフトエクササイズで、ここまでしっかり効果をあげてくれるものがこの世にあったんですねー!という驚きからのようです。

ぎっくり腰、五十肩や慢性の腰痛持ちの方、痔でお悩みの方もいらしてました。便漏れで苦しむ実母のためにガスケをパリで学んで日本に持ち帰りたい!と真剣にシャランさんの話を聴く女性もいました。妊婦さんに特化した産前クラスの他、産後のママさん(赤ちゃん同伴可)のためのグループレッスンもあり、月曜日のガスケセンターは日本人人口かなり高し、です。

ガスケアプローチと出会って心身が整ったという講師のシャランさんは、全身のラインが猫のようにしなやかで、女性としてとても魅力的なスタイルです。先日、「今の自分が一番居心地がよく、肉体的にも一番美しいと感じます」とおっしゃっているのを聴き、また、軽やかに前で手本を見せて下さるお姿に見惚れながら、大きく頷きました。本当に大学生を筆頭に4人のお子さんをもつママとは思えない軽やかな動きです。余談ですが、お声のほうは、シャンソンを歌って頂きたくなるほどのハスキーボイスです。最初、共通の知人3名(全員助産師さん!)からの紹介で、我が家に来て頂いた時、彼女の地声とは知らずに、「喉にくる風邪は辛いですよね」と失礼なことを言ってしまったというエピソードまであります(笑)。来週はクリスマスランチをご一緒するので歌って頂きたい!なんてひそかに思っています。

ということで、まだまだパリは新米の私からお勧めするのはためらわれるのですが、せっかくパリにいらしたら、そして月曜にモンパルナスにもしいらしたら、簡単な骨盤ケアはいかがでしょう。ガスケアプローチのエクササイズクラスは事前連絡無しの飛び入り参加でも大丈夫なのでその日の朝の気分で決められます。詳しい日程や場所などについてはシャランさんのブログをご覧ください(http://yyneko.at.webry.info/201708/article_2.html)。

最後になりますが、参加しているドゥーラシップジャパンのメンバーが企画して、ミニイベントが開かれます。私の年末年始の一時帰国に合わせて、東京ウィメンズプラザでのおしゃべり会です。こちらの短い東京滞在に合わせて下さり感謝です。このブログを読んで下さっている多くの方が海外にいらっしゃるかと思いますが、どうぞご友人など興味のありそうな方にもお知らせして下さいませ。

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以下、告知内容のコピペです

みなさま、

ドゥーラシップジャパン(https://www.doulashipjapan.com/)の萩野文です。

この冬、ドゥーラシップジャパンのメンバーである “旅するドゥーラ 木村章鼓” が現在お住まいのフランスから日本へちょっこし一時帰国します。

ドゥーラとして世界の様々な国でお産の付き添いやバースクラス、産後のサポートなどをしながら妊産婦さんを支え続けてきた経験豊富な章鼓さん。

そんな彼女を私たちだけで独り占めしたらもったいない!

なので、そんな章鼓さんとおしゃべりする会を設けます♥
章鼓さんのドゥーラとしての経験や想い、それから、皆さんの近況、想いを語り合えたらいいなって思っています。

日 時:2018年1月5日(金) 15:00~17:00
場 所:東京ウィメンズプラザ(予定)
会 費:1,000~1,500円程度(会場により前後するかもしれません)
その他:ウィメンズプラザが小さいお部屋なので、人数によって場所が変更になるかもしれません。お子様連れ大歓迎ですっ。

おおよその人数を把握したいので、参加をご希望の方は25日くらいまでに萩野宛(hagino298@gmail.com)にメールを頂けると嬉しいです。それ以降でもご都合のついた方はご連絡下さいませ!

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いつも拙いブログをお読みくださり本当にどうも有難うございます。

どうぞ素敵なクリスマス、年始年末をお迎え下さい!

木村章鼓