モヤモヤの先の世界を読む

じゃじゃ馬コロナ姫の出現から数ヶ月。
パリはロックダウンも2ヶ月になります。

外の世界は大変なことになっているのにどうでしょう?
この間、私たちの内側は今まで以上に静まり返っていませんか。

もういいんだよ、小手先の身づくろいは。。。
頑張らなくて、今は羽を休めていいんだよ。。。

そんな風に、今までこらえてきた重みが、くぐもった鐘のように心身に響いている方もあるのではないでしょうか。

その音が響けば響くほどに、肩に食い込んでいた荷がほどけ。。。

内側の声に気づけば気づくほど、あなたが、ただ生きているのではなくて、たまたまの運によって生かされている

そんな風に感じられてくる。。。

なんてことありませんか。

もうありのままで、いい、
と。

丸ごと心はだけた、
あなたのまま「が」いい、
と。

「すべての風向きが変わったんだよ
外側だけじゃないから、この変化は」

そう耳元で誰かに囁かれている気がしませんか。

安心してその声に身を委ね、
内側の感じ方を急速に変化させてきているという方が今、
私も含め、けっこういます。

公園にある大木の苔が癒してくれます

おこもり生活の流れの中では、
他の誰でもない自分が自分をゆるませ
癒してあげることになる。

食べて、眠って、活動して、食べて
また
食べて、眠って、活動して、食べて

自粛中もたんたんと流れゆく時間の中で、

食欲をコントロールできない、とか、
眠りにつきにくい、とか、

日常に即した自分のありとあらゆる
側面がごまかせなくなってきているはず。

言い訳ができない今の状況。

そんな中で、

いったん自分を抱きしめてみようか。。。

と、自分の内面を見つめ、

これまでの、言ってみれば
社会的な自分から、

一気に「自分王国モード」にギアチェンジされた方も多いはず。

個人的な感覚を私もシェアするなら、女性である私は、ミクロな子宮という自分の窓から、マクロな世界を静観しているイメージが湧き上がっています。

6年前にも同じ視点でブログを書いていますので、よかったら合わせて読んでみてください。

今、ミクロとマクロの視点のクロスロードで、未曾有の大激震を起こしているミクロな存在Covid19に、自分の内側の細胞一つ一つが共鳴し私の意識はひたすらに内側へ、内側へ。。。

そう、子宮に回帰しています。


以前、「Microbirth」(マイクロバース)という英国のドキュメンタリー映画に日本語字幕をつける作業にほんの少し関わらせて頂きましたが、

なんと一人の人間のカラダをみたとき、その細胞の数よりも、一人の人間に住む細菌の数の方がずっと多いのだそうです。

細胞の数より住みついているバクテリア
細菌たちの数の方が多いなんて!

本当に、そうなんですよね。
分断されているものなんて一つもない。

私たちはそうやって、
ひと呼吸ごとに、
頂くひと口ごとに、
空気や食物や、全身の穴や皮膚を通して
バクテリア、ウィルス、細菌を含め様々
なものを絶えず交換し合っているんですね。

私はそこに究極の愛、
特に、「エロス」を感じています。

愛には、
アガペ、フィリア、
そして、エロスとありますよね。

「いきなりエロス?」と感じられるかと思った方も、想像してみて欲しいんです。

他者に対してどんなに離人感を感じている人であっても、

人嫌いの変わり者と呼ばれるような人間であっても、

一体どんなマインドの人であっても、

否応なしに周囲と繋がり続けているという当たり前のことに、人類がようやく実体験として落とし込んでいるんです♪

これまで自分は周囲の世界との関係性の中で、意識的に選択しながら交わっていたと感じていた自己像を今塗り替えて、

実はこれまでも世界に向けて顕(あらわ)になり、

入り乱れ、

交わり、

交流し合っていた

「自分のカラダ」を

容認するという視点の大転換に私たちは直面しています。

日本のあなたも、
お隣の国のあなたも、
遠く離れた国のあなたも、

全てがつながっているって、
究極の交接だと感じませんか?

ミクロとマクロの存在と存在。

そのエロティックなクロスロードに私たちの肉体がうごめいている。。。

大波、小波で影響しながらさざめき合っている。

なんて艶かしいんだろう。。。

犠牲者の方々を悼みつつも、そんな風に日々感じられている自分の感覚に驚いています。

私一人をとっても
これだけ大きな肉体への感じ方の変化があるのですから、

本当に今、
たくさんの方々がダイナミックな変化を内側に感じているのではないでしょうか。

これだけの大異変ですから、居心地よくない方も多いでしょうが、

天変地異が起きているおかげで、このモヤモヤが晴れた先には、これまでとは全く違う光景が広がっているのでしょうね。

犠牲者の方々のご冥福を祈りつつも、その遥かなるランドスケープに、私は揺るぎない希望を予感しています。

今日も拙いブログをお読みくださりありがとうございます!

フランスより
LOVEドゥーラAkiko

満月のこそこそ話とプチ瞑想

メルマガで2回ほど告知してきた5月7日(木)のイベントです。
日本時間夜20:30 – 21:30、Zoomで開催します!
FBの告知でポチと押しても人数把握には大変役立つのですが、申込み完了ではありません。

正式なお申し込みはこちらをクリックしてください。
当日のZoomのパスワードをお知らせします。

時間が時間なので、寝かしつけながらや、授乳しながらでも大丈夫です。顔出し無しでもアリでも、仮装でもパジャマでも裸でもなーんでもありです😂

今回も交流が目的です(グラス片手にどうぞ❤️)。
また、先日のイベント「きらめき瞑想」よりもググッと短いプチ瞑想もシェアしていきます。

気楽におしゃべりに参加し、リラックスするお気持ちで覗いて頂けたら嬉しいです。

FBの告知ページ(正式なお申し込みではないですが、お友達のどなたが参加されるかとか、このイベントの詳細が書かれています)⬇️
https://www.facebook.com/events/1110107429359031/

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パリのドゥーラと妊活サポート

産前・産中・産後に寄り添うバースドゥーラ
ノマドゥーラ ウェルネス主宰
木村 章鼓です。

7月2日(火)に筑波大学の茗荷谷キャンパスで13時よりドゥーラのお話をさせて頂くことになりました!ぜひお一人でも多くの方に御参加頂けたらと思います。

dsjイベント_講演とロールプレイ演習20190702

昨年個人セッションを受けて下さったGさんから、
つい先ごろ、とっても嬉しいお知らせが入りました。

「あきこさーんご報告です!昨日、血液検査で妊娠していることがわかりました。!この妊娠がお産まで継続しても、しなくても、確実に新しい一歩を踏み出せたことは確かです。あのタイミングで導いてもらったことに本当に心から感謝しています」

そのメールを目にした瞬間、
Gさんの笑顔がパッと浮かんで、私は思わず
「ヤッタねGさん!」とガッツポーズをしていました。

不妊治療と不妊治療の合間にできた自然妊娠なので、
御夫婦の喜びもひとしおです。

IMG_2207.JPG

【この季節になると、とにかく恋しくなるのが日本のお花見!
これは、モネの住んでいたジベルニ―のお庭で。
日本を想ってモネさんも描いていたのでしょう。】

「ひとりでも多くの方に知ってもらいたいので私の文章ぜひ使って下さい!」と御快諾を頂きシェアするのですが、Gさんの道のりは本当に長く苦しいものでした。

Gさんは、最後の流産によって不妊治療を決意され、
その後の数年間ひたすらに頑張ってきたところで私と出会って下さいました。

当時、国民健康保険で費用がカバーされる6回の不妊治療のうち、Gさん夫婦は5回を終えた後でした。その後は自費ですが、高額な医療費は払えないから、もし次回がダメだったら子どもは諦めなければならないという状況のGさんでした。

「とってもとっても辛い治療で、気持ちがめげてめげて。。。
でもラストチャンスにかけたい!最善の状態で臨みたい!と思ったんです」
とおっしゃるGさん。

口コミでノマドウーラ ウェルネス in Parisの存在を知り、コンタクトしてくださいました。

それはもう本当に飛びこみでした。
「あの時は藁をもすがる思いで、一日も
早く予約を入れてもらえるように必死でした」

と後日仰って下さる通り、私もGさんの勢いに根負けし年末に入って過密だったスケジュールをぬって週末をGさんのセッションにあてました。

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【これもジベルニ―の桜。5年前の出産直後、家の前の桜を目にしただけで、
森羅万象すべてが繋がっている」とはらはら泣いたことがまるで昨日のよう。】

1回目のセッション後、

「あきこさん昨日はありがとうございました!
期待以上にとっても充実した時間でした。
教わったことをしっかり実践していきます!」

と前向きだったGさん。一週間経って、

「エクササイズもその他の宿題もみんな続けています。
最初の数日はお股が筋肉痛になりましたけど、
教えていただいたことをすべて実践していたら、
前よりもずっと心が穏やかで、エネルギーに満ちた状態になっています!」

という、ドゥーラも感服の経過報告をしてきて下さいました。

2回目のセッション後は、

「あきこさん、ありがとうございます!とってもとっても良かったです。
いつも、頭では考えている夫との長い道のりを、あらためて声に出して言えたことは、
それだけでも深い意味がありました。

しかも、ずっと凄く嫌な夢見で辛かったのに、
今朝はとっても爽やかに起きることができました。
信じられないですが即日で効果が現れたんです!

見た夢の内容は忘れてしまったけれど、
いつもの悲しい夢じゃなかったことだけは確かなので
本当にすごい効果です、とても感謝です。

それにあきこさんと見えない糸で、というか、

全ての人や物や宇宙とつながっている感じがして
一人で生きているわけではないという安心感や心強さを感じました。
それを教えてくださり、導いてくださり有難うございます!」

というお言葉を頂きました。それまでは、死にたい。。。という絶望的な夢を繰り返し見ていたGさんでしたので、眠りの質が改善したことは本当に大きな変化だったようです。

IMG_2198【生命力はわたしたちの中にあらかじめ咲いている。
そのことをただ思い出すだけ。
ただ想いを寄せるだけ。ただ信じるだけ。。。】

そんなGさん。一言で表すなら、何でも一生懸命取り組む頑張り屋さんです。セッションの中で横たわって頂く過程があるのですが、私が「もしも眠くなったら一瞬だったら寝落ちしても大丈夫ですよ」とお伝えしても、私の言葉を一言も聴き逃すまいとノートを取らんばかりのGさん。

眼は閉じていても、瞼や顎に力が入ってしまい、どこか緊張した面持ちです。まぁ、どなたも最初はそうですよね。ただ誘導によって、ふわ~っとリラックスしますよね。Gさんはそのリラックス状態に入るまでの時間が長くかかったという感じです。

誰もがうらやむ一流企業にお勤めされていたのにフランス行きを決意され、国際結婚をされても細々とした悩みの多かったというGさん。

フランスでの仕事も一見、順調そうに見えても、ヨーロッパならではの寒さや、外国にいるというストレスが積もり積もっていくうちに、新しいいのちを育むための生命力は確実にそがれていったと言います。夫婦のすれ違いや、経済的な困難もGさん達に訪れ、「まるで出口のないような感覚」だったそう。

ココロとカラダの必要としているのが何なのかを分かっていても、言語化することなく、いや、そもそも意識化する余裕もないままに突っ走らざるをえない女性、Gさんに限らず、頑張っているキャリアウーマンの方々に本当に多いケースです。

自分に向き合う時間って、コミットして創出しないとなかなかつくれませんよね。

でもGさんは本当に凄かったんです。

御自身の心身の冷えにしっかり向き合い、こちらの提案する細かいことをすべて日々の生活の中で実践して下さったのです。その結果、初めてお逢いした次の排卵で見事に自然妊娠されたのです。

一体何をしたんですか???

と思われるのではないでしょうか。受けて下さる方には手とり足とりお伝えしていますが、基本的に3本立てになっています。

子宮の元気を取り戻すことに特化した複数のエクササイズとカウンセリング、そしてハンズオンヒーリング。大げさですが、三位一体だなぁと思います。

女性のボディー、マインド、スピリッツ。

これら3つが絶妙に良いバランスの時、一番妊娠力が高まります。

これまでの経験と勘で、お一人お一人の状態に合わせて微調整をしています。カスタマイズした内容なので受けた方は皆さん、
「すごく内容が濃かった!」、
「本当にたくさんのことが凝縮されているので驚きました!」
と、大切なお友達に勧めて下さり、
口コミでいらっしゃる方がほとんどです。

IMG_2214【こちらもモネの自宅の庭園で。息子が「みんなこんな風に頑張って咲いているんだね」と
花弁の開き具合を真剣に解説してくれた。
息子の両手にいのちのエネルギーが渦巻いているのを感じて、
なんだかすごい瞬間だなぁ、と感動。】

ヨーロッパ全土から、ロンドン、ハンガリー、イタリアなどからもわざわざ旅や仕事のついでにお越し下さる方もいらっしゃいます。

個人セッションですが、週に一枠だけしか設けていません。ええったったの一枠?と思われるかもしれませんが、そうなのです。

ビジネスマインドで考えたら、バリバリ入れることももちろんできるのかもしれません。

ですが、何度も書いてきたように、フランス語の話せない私は、イギリスやアメリカでバースドゥーラの経験があっても、この国でお産のサポートをさせて頂く語学レベルではありません。

気持ち的に社会貢献というスタンスで行っていますので、ギチギチに詰めるようなことは決してしていないのです。

私自身が、自分の中の「ああ生きている!」に向き合うだけの十分な気持ちの余裕があってこそ、自分以外の誰かの人生と真剣に向き合わせて頂けると思っています。

それに実は、セッションの長さの倍以上の時間をかけて、個人セッションのための見えない準備があるんです。

ビジネスで考えたらまったく非効率的なのですが、(友人から、そんな働き方現代に考えられない!と言われた)、この見えない準備、「仕込み」が、当日のワークのほとんどを誘導する原動力となりますので、私としては誰に何と言われても時短することはできません。

その「仕込み」とは、どんなものなのでしょうか?

それは、時間を決めて、想いを飛ばすこと♪です。
毎日、その方のためを想って、その方のパートナー、御両親に感謝します。別に「あなたのために感謝の気持ちを送っていました」なんて言いませんよ。

ただ、「在りよう」が、現実の世界に影響を与えることをはっきりと分かっています。その御方の中にあるあたたかい一点を私が信じて、想うと、自然と感謝の気持ちがこみあげてきて、その御方と私との繋がりができます。その繋がりが、セッションの間、非常に重要な役割を果たしてくれるのです。結果に結び付くのは、そういった、お相手を信じる私の中の揺るぎなさも関係しているのではないかな、と思います。

先週、パリの友人に誘われて、入江富美子さんの提唱される「へそ道」というリトリートに参加したのですが、私自身が行ってきた姿勢と重なり、心から感動しました。

日本を拠点に世界中で活動されていらっしゃいますので、お近くで開催される際にはぜひ参加されてみてください。

本当に、今というタイミングは、世界中が子宮で繋がる、おへそでつながるスピードが加速している激動の時代だなぁと思いました。

長々と書きましたが、まとまりのないつぶやきを最後までお読みくださりいつもありがとうございます。

この季節、パリは朝晩冷え込みますが、
温かな朝のお茶がことのほか美味しいです。
お風邪にはどうぞお気をつけて、この季節の移ろいを存分に味わって下さい。

木村章鼓

https://www.blog.crn.or.jp/lab/03/30.html

産前・産中・産後に寄り添うバースドゥーラ

木村 章鼓です。

いよいよ令和元年になりますね。ハーモニカの上手な祖母は「令子さん」なのですが、その祖母を中心にみんなが和合して、家族、親族とこれからも仲良く過ごしていきたいね。。。と話しています。

IMG_2286【春・私たちも植物に抱かれている珠のひとつ】

さて、4月に入ったとはいえ、ヨーロッパの朝晩はそれなりに寒いです。足湯好きの私に育てられた子どもたちは、真冬であれば毎日のように、「おかーさーん足湯する~」とか、「湯たんぽ入れて」などと自分たちからリクエストするのですが、春は、油断すると風邪をひいてしまう季節です。

「暑いからTシャツでいい」なんて言う高校生の娘のふくらはぎから足先までを触ってみると今日も冷えています。大人たち同様、現代はコンピューター使用の宿題が増えてきたせいで、同じ姿勢でのパソコン作業により子どもたちも血のめぐりが悪いのですね。

でもそこは若さ。娘は大好きなKポップで数曲踊れば全身が火照ります。小学生の息子は脚を両手でゴシゴシさすってあげるとポッと種火がつき、一気に熱くなります。息子の方がカーッと熱くなるまでの時間が高校生よりもっとずっと早く、寝かしつけのタイミングであればすとんと眠りに落ちてくれます。

ですので、私が自身の体温管理に一番手間暇かけているかもしれません。靴下3枚重ねて室内履き。そうやって足首を守り、軽く汗をかけるエクササイズもサボりつつも頑張っています。ネルコットンの腹巻きもして、不定期にひまし油シップをしたり、ビワの葉エコナプキンを使ったりと、いいものを取り入れる気合だけは人一倍です。

食生活では、できるだけ玄米7割のご飯を頂くようにして、パンケーキを焼く時は砂糖をいれない回数を多くして、上から蜂蜜をかけて頂きます。クッキーの粉にも全粒粉に対して一割近く、からだを温める葛粉も混ぜますし、オートミールの粥にもショウガを入れたり、自家製甘酒を飲んだりとできる範囲内で日々努力しているつもりです。

私が体温について日々あれやこれやと工夫をするのはなぜでしょう?

それは、パリが東京よりもずっと不衛生だからです。通称ガストロなどに罹りやすいので、自己免疫を高め、体温だけは高めに保っておきたいという理由がしっかりあります。実際に、下半身を温めることがどれだけ重要かを思い知らされた体験がありますのでご紹介しますね。

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【毎日植物から教えてもらっていること。今のここで、生命力にゆだねる!】

一年ほど前のこと。しゃがむと背中が出てしまうようなセーターを来て、せっせと訪問ドゥーラをしていました。妊婦さんに向けては出産への準備や養生について、そして産後の方には赤ちゃんとの過ごし方や授乳育児ケアなどをさせて頂いている身にもかかわらず、日々の生活に流されていた当時、自分の腰回りがここ数日冷えているなぁと気遣ってあげられていない時期がありました。

ある日の夕方、「なんだか異様に寒い。。。」と感じた矢先、キリで軽く突かれたような最初の一撃が。それは訪問ケアを終え靴を履いた瞬間でした。そのまま、まったく症状のない状態からわずか30分ほどで一気に悪化し、あと地下鉄ひと駅で我が家という地点で血尿を流してしまったのです。幸い黒いズボンをはいていて、量も車内の床を汚すほどではなかったのですが、人目を避けながら一人這うようにして電車を降りました。腸のねじれるようなあまりの痛みに何度も倒れそうになりながら玄関に辿りつきましたが、目の前がかすんで本当に大変でした。駅の目の前に住んでいて本当に良かった、、、とこの時ほど思ったことはありません。

「突発性膀胱炎」に罹ったと早い時点で知ることができたのは、私の帰宅時間に合わせて遊びに来て下さった友人のおかげです。あまりの痛みで、約束をキャンセルすることすら思い浮かばず玄関でぐったりしていた私を、何も知らずに到着した中村淳子さんが介護し、その後、急患で運び込んで救って下さったのです。この巡り合わせには心の底からの感謝で、今思っても天の計らいとしか思えません。

さすがは何十年とエールフランスで飛んでいらした淳子さん。見事な司令塔となって、うちの娘と連携しながら布団を何枚も私にかけつつ病院に予約を入れ、真っ赤な尿で7-8分おきにトイレへ這っていた私の下腹部を根気強く湯たんぽで温めるように娘に指示してから、自らはコートを羽織り、私に代わって病院の列に並んで下さったのです(フランスでは急患でもよっぽどの状態に‘見えない’限り待たされます)。

後から思えば、一番役立ったのが下半身を徹底的に温めることでした。複数の湯たんぽを次から次へと娘が用意してくれたのですが、湯たんぽの熱は私の腹部へと移行してどんどん冷めていきます。あり得ないスピードで次から次へと湯たんぽの選手交代。。。

自分が一体どれだけ冷えきっていたのかと愕然としました。

そうやって、診療前に湯たんぽでとことん温める事ができていたことは不幸中の幸いでした。列に並ばずに済んだおかげでギリギリまで自宅でも休めました。診察へも湯たんぽ持参でしたが、すべては淳子さんのおかげです。温めるだけであれだけ酷かった痛みが和らぎ、気持ちは不思議なくらいどんどん落ち着いていきましたから。しかも、嬉しいことに、抗生物質を飲まずに約2週間で完治できたのです! 飲まなかったなんて信じられないと思われるかと思います。確かに、調べてみると、急性膀胱炎は抗生物質を使うのが一般的です。

実は私には、以前スコットランドに住んでいた時に、たった一粒の、咽頭炎のために処方された抗生物質によって、酷い吐き気に襲われ、全身がガクガクと震えながら真夜中のトイレで気を失うというとても怖い体験があります。私は174センチの大柄なのですが、この私が小さな錠剤によって死ぬような思いを味わったのです。どのような薬剤であっても副作用のないものはないと思え、とは頭では知っていたものの、あの晩以来、‘教訓’に変わりました。幸いにも意識が戻ったおかげで今の自分がある訳で、抗生物質とは本当にパワフルで救命に役立ちながらも、一方、それ強力さゆえに、恐ろしいものだと認識しています。

そんな経緯があるために、膀胱炎に効くクランベリージュースの原液を大量に飲み、常時適温に下半身を温めながらトイレに通いつづけることで、腸内細菌の多様性を減らさないようにしながら時間をかけて治す方を選んだのです。

繰り返しになりますが、丁寧に下半身を温めることで免疫が高まることはもちろんですが、自分の気持ちが落ち着いていくということも、治癒に向けてとても大事な要素だと痛感しました。これまでドゥーラとしてお産に立ち会う時には必ず女性の下半身を温めて差上げてきました。そこへもってきてこの実体験です。おかげさまで「温め続ける事は気持ちを落ち着けることなんだ!」と深く理解できました。

例えば、イギリスでエストニア人一家のホームバースに立ち会った時には、「もっと熱々がいい!」という産婦さんからの強いリクエストに答えて、NHS(国民医療保険)から配属された助産師さんの見守る中、30分おきくらいに湯たんぽのお湯を取り替えたこともあります。言葉や文化が異なっても古今東西、お産の時には下半身を温めることを大切にしてきた女性たちの知恵を感じました。その方はパワフルに元気な赤ちゃんを産みましたが、やはり血を温めることは、気の流れというか、気力を高めるのだということも学びました。

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【私の大切にしていること。今に感謝すること。「ここ」を味わうこと】

私たちの身体の中では、血液と気とが絶えずゆるゆるとまわっています。爪や、骨肉、そして髪の毛を育むのが血液の仕事。冬場や季節の変わり目はそのバランスをとりにくいんですね。

10年以上前、妊産辱婦向けの中医学講座を受講していた時に、単に「血」といっても、漢方医学と西洋医学ではその意味はかなり違うのだと教わりました。腸内に潤いを与えてくれたり、トイレにいきやすく促してくれたり、全身の関節たちが潤滑に動いてくれるように幅広い仕事をしているのが中医学でいう血なのだよ、と。

その血は健康であれば、皮膚や眼球の表面を潤す栄養になったり、筋肉を動かしたり、考えたりするエネルギーとして本来の「血」の働きを確実にこなしてくれる。

ちゃんと循環していれば、のぼせないように、寒くならないように、絶えず全身の体温調整もしてくれている。

精神的にもほっこりとした安定感を保ってくれたり、イライラしにくくなったり、血が全身をスムーズに廻ってくれているおかげで、私たちは健康に生きていられる。

でも、忙しくて睡眠を十分にとれていなかったり、栄養が摂取できていなかったり、適度に体を動かせていなかったり、シャワーだけの日が続いていたりでその流れが停滞すると、まず腰痛気味になるのが多いパターンです。

肌がくすみ、頭痛や肩こりとネガティブ症状のオンパレードが続き、眠りたいのに寝付きにくくなったり、血がドロドロとなってくると血管がつまって高脂血症になり下肢静脈瘤にもなりかねない。最悪は、訳もない不安感が増したり、まさに気力に大打撃を与えます。

春の毒だしとは言ったもの。季節が暖かくなっている今のような時期こそ、心身に溜め込んでしまった不必要なものや感情を血や気のめぐりに乗せて解かせるチャンスでもあります。できるだけ油断をせずに下半身を温めることで緩ませ続け、全人的にみて流れの滞らない体づくりをしていけたらいいですね。

ママ達の集い

【女性たちが集まる度に感じる。そこが特別の聖地になることを。。。
近頃の私は‘モダン魔女’を目指しています!】

<お知らせ>
これまでほぼ毎月のように、これから産む方、すでにお母さんのフランス在住者のために楽しい企画を提供している『しあわせバース@パリ ~妊娠・出産サポートネットワーク』

ですが、お陰さまで少しずつ確実にパリのお母さま方に浸透してきました。

https://shiawasebirth.wixsite.com/paris?fbclid=IwAR3005dKbmhjb2BvXZkdSeCG3uPxsTc8t8Me7Ne4QE6nHk9dNwSiGb3miIs

今月からは、さらに、『Himemama Paris』というママ支援コミュニティーの代表としても活動し始めました。『しあわせバース』よりも習い事や文化的、芸術的な要素の強い活動です。生まれたてですが、今後、多くのファミリーを繋ぐ懸け橋になっていけたら幸いです。

この夏は一時帰国しますが、再びドゥーラシップジャパンでもお話会が開催されます。

日本のドゥーラたちの拠点となっているドゥーラシップでは、活動に共感して下さるシップメイトを常時募っています。

https://www.doulashipjapan.com/aboutus

上記、3つのオフィシャルサイトは頻繁には更新されていませんが、フェースブック上では活発に活動している、もしくは活動していく予定ですので、よろしければフォローをお願いいたします♪

みなさまからの「イイね!」をお待ちしています。

いつも拙い文章をお読みください、本当にどうもありがとうございます!

木村章鼓  ノマドゥーラ ウェルネス in Paris
https://nomadoula.wordpress.com/