産前・産中・産後に寄り添うバースドゥーラ
ノマドゥーラ ウェルネス主宰
木村 章鼓です。
7月2日(火)に筑波大学の茗荷谷キャンパスで13時よりドゥーラのお話をさせて頂くことになりました!ぜひお一人でも多くの方に御参加頂けたらと思います。
昨年個人セッションを受けて下さったGさんから、
つい先ごろ、とっても嬉しいお知らせが入りました。
「あきこさーんご報告です!昨日、血液検査で妊娠していることがわかりました。!この妊娠がお産まで継続しても、しなくても、確実に新しい一歩を踏み出せたことは確かです。あのタイミングで導いてもらったことに本当に心から感謝しています」
そのメールを目にした瞬間、
Gさんの笑顔がパッと浮かんで、私は思わず
「ヤッタねGさん!」とガッツポーズをしていました。
不妊治療と不妊治療の合間にできた自然妊娠なので、
御夫婦の喜びもひとしおです。

【この季節になると、とにかく恋しくなるのが日本のお花見!
これは、モネの住んでいたジベルニ―のお庭で。
日本を想ってモネさんも描いていたのでしょう。】
「ひとりでも多くの方に知ってもらいたいので私の文章ぜひ使って下さい!」と御快諾を頂きシェアするのですが、Gさんの道のりは本当に長く苦しいものでした。
Gさんは、最後の流産によって不妊治療を決意され、
その後の数年間ひたすらに頑張ってきたところで私と出会って下さいました。
当時、国民健康保険で費用がカバーされる6回の不妊治療のうち、Gさん夫婦は5回を終えた後でした。その後は自費ですが、高額な医療費は払えないから、もし次回がダメだったら子どもは諦めなければならないという状況のGさんでした。
「とってもとっても辛い治療で、気持ちがめげてめげて。。。
でもラストチャンスにかけたい!最善の状態で臨みたい!と思ったんです」
とおっしゃるGさん。
口コミでノマドウーラ ウェルネス in Parisの存在を知り、コンタクトしてくださいました。
それはもう本当に飛びこみでした。
「あの時は藁をもすがる思いで、一日も
早く予約を入れてもらえるように必死でした」
と後日仰って下さる通り、私もGさんの勢いに根負けし年末に入って過密だったスケジュールをぬって週末をGさんのセッションにあてました。

【これもジベルニ―の桜。5年前の出産直後、家の前の桜を目にしただけで、
森羅万象すべてが繋がっている」とはらはら泣いたことがまるで昨日のよう。】
1回目のセッション後、
「あきこさん昨日はありがとうございました!
期待以上にとっても充実した時間でした。
教わったことをしっかり実践していきます!」
と前向きだったGさん。一週間経って、
「エクササイズもその他の宿題もみんな続けています。
最初の数日はお股が筋肉痛になりましたけど、
教えていただいたことをすべて実践していたら、
前よりもずっと心が穏やかで、エネルギーに満ちた状態になっています!」
という、ドゥーラも感服の経過報告をしてきて下さいました。
2回目のセッション後は、
「あきこさん、ありがとうございます!とってもとっても良かったです。
いつも、頭では考えている夫との長い道のりを、あらためて声に出して言えたことは、
それだけでも深い意味がありました。
しかも、ずっと凄く嫌な夢見で辛かったのに、
今朝はとっても爽やかに起きることができました。
信じられないですが即日で効果が現れたんです!
見た夢の内容は忘れてしまったけれど、
いつもの悲しい夢じゃなかったことだけは確かなので
本当にすごい効果です、とても感謝です。
それにあきこさんと見えない糸で、というか、
全ての人や物や宇宙とつながっている感じがして
一人で生きているわけではないという安心感や心強さを感じました。
それを教えてくださり、導いてくださり有難うございます!」
というお言葉を頂きました。それまでは、死にたい。。。という絶望的な夢を繰り返し見ていたGさんでしたので、眠りの質が改善したことは本当に大きな変化だったようです。
【生命力はわたしたちの中にあらかじめ咲いている。
そのことをただ思い出すだけ。
ただ想いを寄せるだけ。ただ信じるだけ。。。】
そんなGさん。一言で表すなら、何でも一生懸命取り組む頑張り屋さんです。セッションの中で横たわって頂く過程があるのですが、私が「もしも眠くなったら一瞬だったら寝落ちしても大丈夫ですよ」とお伝えしても、私の言葉を一言も聴き逃すまいとノートを取らんばかりのGさん。
眼は閉じていても、瞼や顎に力が入ってしまい、どこか緊張した面持ちです。まぁ、どなたも最初はそうですよね。ただ誘導によって、ふわ~っとリラックスしますよね。Gさんはそのリラックス状態に入るまでの時間が長くかかったという感じです。
誰もがうらやむ一流企業にお勤めされていたのにフランス行きを決意され、国際結婚をされても細々とした悩みの多かったというGさん。
フランスでの仕事も一見、順調そうに見えても、ヨーロッパならではの寒さや、外国にいるというストレスが積もり積もっていくうちに、新しいいのちを育むための生命力は確実にそがれていったと言います。夫婦のすれ違いや、経済的な困難もGさん達に訪れ、「まるで出口のないような感覚」だったそう。
ココロとカラダの必要としているのが何なのかを分かっていても、言語化することなく、いや、そもそも意識化する余裕もないままに突っ走らざるをえない女性、Gさんに限らず、頑張っているキャリアウーマンの方々に本当に多いケースです。
自分に向き合う時間って、コミットして創出しないとなかなかつくれませんよね。
でもGさんは本当に凄かったんです。
御自身の心身の冷えにしっかり向き合い、こちらの提案する細かいことをすべて日々の生活の中で実践して下さったのです。その結果、初めてお逢いした次の排卵で見事に自然妊娠されたのです。
一体何をしたんですか???
と思われるのではないでしょうか。受けて下さる方には手とり足とりお伝えしていますが、基本的に3本立てになっています。
子宮の元気を取り戻すことに特化した複数のエクササイズとカウンセリング、そしてハンズオンヒーリング。大げさですが、三位一体だなぁと思います。
女性のボディー、マインド、スピリッツ。
これら3つが絶妙に良いバランスの時、一番妊娠力が高まります。
これまでの経験と勘で、お一人お一人の状態に合わせて微調整をしています。カスタマイズした内容なので受けた方は皆さん、
「すごく内容が濃かった!」、
「本当にたくさんのことが凝縮されているので驚きました!」
と、大切なお友達に勧めて下さり、
口コミでいらっしゃる方がほとんどです。
【こちらもモネの自宅の庭園で。息子が「みんなこんな風に頑張って咲いているんだね」と
花弁の開き具合を真剣に解説してくれた。
息子の両手にいのちのエネルギーが渦巻いているのを感じて、
なんだかすごい瞬間だなぁ、と感動。】
ヨーロッパ全土から、ロンドン、ハンガリー、イタリアなどからもわざわざ旅や仕事のついでにお越し下さる方もいらっしゃいます。
個人セッションですが、週に一枠だけしか設けていません。ええったったの一枠?と思われるかもしれませんが、そうなのです。
ビジネスマインドで考えたら、バリバリ入れることももちろんできるのかもしれません。
ですが、何度も書いてきたように、フランス語の話せない私は、イギリスやアメリカでバースドゥーラの経験があっても、この国でお産のサポートをさせて頂く語学レベルではありません。
気持ち的に社会貢献というスタンスで行っていますので、ギチギチに詰めるようなことは決してしていないのです。
私自身が、自分の中の「ああ生きている!」に向き合うだけの十分な気持ちの余裕があってこそ、自分以外の誰かの人生と真剣に向き合わせて頂けると思っています。
それに実は、セッションの長さの倍以上の時間をかけて、個人セッションのための見えない準備があるんです。
ビジネスで考えたらまったく非効率的なのですが、(友人から、そんな働き方現代に考えられない!と言われた)、この見えない準備、「仕込み」が、当日のワークのほとんどを誘導する原動力となりますので、私としては誰に何と言われても時短することはできません。
その「仕込み」とは、どんなものなのでしょうか?
それは、時間を決めて、想いを飛ばすこと♪です。
毎日、その方のためを想って、その方のパートナー、御両親に感謝します。別に「あなたのために感謝の気持ちを送っていました」なんて言いませんよ。
ただ、「在りよう」が、現実の世界に影響を与えることをはっきりと分かっています。その御方の中にあるあたたかい一点を私が信じて、想うと、自然と感謝の気持ちがこみあげてきて、その御方と私との繋がりができます。その繋がりが、セッションの間、非常に重要な役割を果たしてくれるのです。結果に結び付くのは、そういった、お相手を信じる私の中の揺るぎなさも関係しているのではないかな、と思います。
先週、パリの友人に誘われて、入江富美子さんの提唱される「へそ道」というリトリートに参加したのですが、私自身が行ってきた姿勢と重なり、心から感動しました。
日本を拠点に世界中で活動されていらっしゃいますので、お近くで開催される際にはぜひ参加されてみてください。
本当に、今というタイミングは、世界中が子宮で繋がる、おへそでつながるスピードが加速している激動の時代だなぁと思いました。
長々と書きましたが、まとまりのないつぶやきを最後までお読みくださりいつもありがとうございます。
この季節、パリは朝晩冷え込みますが、
温かな朝のお茶がことのほか美味しいです。
お風邪にはどうぞお気をつけて、この季節の移ろいを存分に味わって下さい。
木村章鼓